ザエルアポロ・グランツ～冷酷無慈悲なマッドサイエンティスト～【BLEACH】破面篇

※ネタバレ有り

今回はアニメBLEACHのストーリー「破面篇」のキャラ「ザエルアポロ・グランツ」について書いていきます。

①冷酷無慈悲なマッドサイエンティスト

十刃の一人で、虚圏最高の研究者で霊性兵器開発のスペシャリストです。

当初は芝居ががった言い回しを好み、ややマイペースながら藍染の尋問に平身低頭して答える謙虚な姿勢を崩さない人物でしたが、その真は自身の研究の為ならあらゆる手段を使うマッドサイエンティストであり、

・自身の兄（No.15（アランカル・クインセ）イールフォルト・グランツを単なる「情報収集の為の録霊蟲（ろくれいちゅう）を運搬する箱」としてしか見ていない

・沢山いる従属官は喰らえるように改造しており、治療薬として見ている

・雨竜を「希少種の生き残り」と評し狂気的な笑みを浮かべて歓喜する

等総じて人間も死神も滅却師も自身の研究対象としか見ておらず、冷酷無慈悲な部分が現れていきます。

「君達のような低劣種がこの僕をこれ程迄に苛つかせあまつさえ全力で戦わせようとしている…」

「その事の方が余程―――”悪い冗談”だ」

因みに死の形は「狂気」で、作中ではその狂いっぷりが遺憾なく発揮されます。

②何百年にも感じる苦痛を味わいながら

作中では藍染の指示に従いつつ自身が長年求める「完璧な生命」のデータ集めの為に、虚夜宮の研究室にて恋次、石田、ペッシェ、ドンドチャッカと交戦。

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・霊子を解析して卍解などの一部の能力を封じる

・ダメージを与えても用意した従属官を捕食して回復

・帰刃の多彩な能力で翻弄

する等終始優勢に立ちます。

しかし遅れて参加したマユリとのマッドサイエンティスト対決では、前述した恋次たちとの戦闘で対策を万全にしたマユリに圧倒され、敢え無く金色疋殺地蔵に食われる事となります。

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ただ捕らえていたネムに「受胎告知（ガブリエール）」を使って復活すると、金色疋殺地蔵を操ってマユリを襲わせます。

「死と再生を間断無く繰り返す僕のような存在をこそ！“完璧な生命”と言う！」

しかしマユリは更に一歩先を進んでおり、金色疋殺地蔵は術師に襲い掛かると爆散するようにプログラムされ、さらに彼女の体内に「超人薬」を仕込んでいたことから薬の効果が徐々に現れ、最期は感覚に肉体が追いつかず心臓を貫かれ敗北。マユリにはその際に自身の哲学を否定される等科学者としても完全敗北を喫する形になり何百年にも感じる苦痛を味わいながら地獄に落ちる事となりました。

③正に科学者とも言える攻撃方法

帰刃は「邪淫妃（フォルニカラス）」で解号は「啜（すす）れ～」。

曲芸のように刀を飲み込み解放すると、背中に4本の細長い羽根が生え、身体が触手の様なドレスで覆われる姿となります。（ドンドチャッカ曰く「うどん」）

その能力は改造もされているのか多彩で、

・背中から大量の液体を噴射しクローンを作る

・羽で自分の全身を覆うことで相手の攻撃から身を守る「球体幕（テロン・バロン）」

・相手を羽根で包み込み対象を模した人形を造り、内蔵するパーツを破壊することで相手を攻撃する「人形芝居（テアトロ・デ・ティテレ）」

そして上述した「受胎告知（ガブリエール）」と直接攻撃が皆無で、正に科学者とも言える攻撃方法（＝出来るだけ相手に傷を付けない状態で確保する）で相手を陥れていきます。

死後はアーロニーロと共に地獄に落ち、地獄の住人である朱蓮と戦闘になるも敗北するも他の十刃とは異なる歩みを見せており、後作品で更なる狂気が表沙汰になるのでした。

では