ドン・観音寺～ヒーロー～【BLEACH】

※ネタバレ有り

今回はアニメBLEACHのストーリー「Spirits Are Forever With You」のキャラ「ドン・観音寺」について書いていきます。

①強烈な個性を持つ霊能力者

強烈な個性を持つ霊能力者で、謎の帽子に丸サングラス、ファーつきのコートに怪しいステッキと一見すると不審者にも思える格好をしている男性です。

別世界では海賊としてさらにド派手に世界を騒がせています。

芸能人として活動しており、英語を織り交ぜた口調で話し腕を胸の前でクロスして「ボハハハハー」と笑う決めポーズを行う等、その独特なキャラはカリスマ的な人気を集めており、遊子や織姫は彼のファンです。（しかしアニメ版では彼が出演している「ぶらり霊場突撃の旅」は低視聴率の為、打ち切られています。）

「スピリッツ・アー・オールウェイズ・ウィズ・ユー！！（霊はいつも貴方と共に）」

ただ性格は思い込みの激しさはあるものの、勝ち目が無いと分かりながら子供のために命を懸けて大敵に立ち向かう等非常に高潔な人物で、その気質は多くの強者（藍染や痣城剣八）に認められています。

因みに本名は観音寺美幸雄（かんおんじみさお）で番組ディレクターには「ミサオちゃん」と呼ばれています。

②ヒーロー

原作では一護と知り合い死神や虚の存在を知るものの、除霊と信じていた自身の行為（魂魄の胸の孔を広げる）が逆に虚化を進めることに気付かされ愕然とします。しかしそれを償いとして奮起する等、強靭なメンタルを発揮します。

事件後はちょくちょく空座町に立ち寄っているらしく、夏梨や雨、ジン太を誘って空座防衛隊を結成し虚退治に協力。一護を「マイ一番弟子」と勝手に称し活動を続けていました。

その後転送された空座町内で藍染に狙われるたつきを救出に駆けつけ対峙。最終的には乱菊に助けられるものの、圧倒的な実力差がありながらも立ち向かうその精神に後々藍染に評価される事となります。

「戦いから逃げるヒーローを子供達はヒーローと呼ばんのだよ」

小説「Spirits Are Forever With You」では主人公に抜擢。記憶喪失になった破面ロカと出会い、彼女の記憶を取り戻させる為に半ば強引に愛車「ジャンヌダルク」を駆り連れまわします。

「君がやりたいことをやりたまえ、レディ。そして、私に恩を返してくれると言うのなら、その寂しげな顔を笑顔に変えてくれれば、それで十分だ」

そしてロカの力を求める痣城剣八、ロカを破壊しようとするシエン・グランツと対峙するものの臆せず立ち向かい、重傷を負うものの最終的には彼らを退かせることに成功。

その立ち振る舞いは正にヒーローと言えるもので、痣城剣八は彼に完全敗北することになります。

それまでの戦いで大ダメージを喰らっていたことを踏まえても隊長でも上位クラスである死神、ヴァストローデ級の破面を退けたことは尸魂界でも話題になり、ファンが増える一方「破面と友好関係を築いた人間」としてマークされています。（本人はそれを知りません。）

「私は誓ったのだ！せめて、この手が届く所にある手は、全て握りかえそうと！助けを求める手から、決して逃げはすまいと！」

③藍染すら認める強力な霊圧感知能力

戦闘能力こそは低いものの特筆すべきはその強力な霊圧感知能力で、空座町から30キロ離れた場所でも霊圧を感知出来る等、能力の高さはあの藍染すら認めるものです。

必殺技は「観音寺弾（キャノンボール）」。霊力によるピンポン玉並の大きさの弾を放つものですがコンクリートの壁を軽々と撃ち砕く威力を擁し、後に二連観音寺弾（ゴールデンキャノンボール）にブラッシュアップされ虚を倒しています。

ただその能力の本質は「完現術」に近いものの説明が今のところついておらず、結局は「なんなんだコイツ」と評されています。

千年血戦篇は尸魂界が舞台である為活躍の機会は無いかと思いますが、小説でのアニメ化も含めて今後の活躍も期待されます。

では

きちのうすめ雑記