今回は中々去就が決まらない有力選手について、
①現クラブでの行動
②残留する為の障壁
③移籍する為の障壁
に面に焦点を当てて書いていきます。
1回目は「キリアン・エンバペ」選手です。
①フリーでの移籍を望む選手側と何としても契約延長させたいクラブ側
昨年エンバぺ選手は濃厚とも言われていたレアルマドリード移籍を土壇場で撤回させ、パリSGに残留。3年の契約を結んでいた事で来季も残留が決定的であり、静かな夏を過ごすと思われました。
しかし契約は2年+1年延長オプションであり、その延長オプションを行使権は選手側にあるということで問題が表面化。エンバぺ選手はそのオプションを行使せず残留(つまり来季にフリーで移籍する事を意味します。)を明言。
それに対してパリ側は来季のフリー移籍を避けるための契約延長か、それとも夏に退団するかの2択を突き付ける事になり、フランスのエースの去就が注目されています。
②強硬な姿勢を示し関係は修復不可能な状態に
まず残留は余程の事がない限り無いかと思われます。
クラブは強硬な姿勢を示し、エンバぺ側も前述したように当初は残留する方向であったものの、次第にクラブへ不信感をもち不満をぶちまける等関係は修復不可能な状態に。昨季の「揺れ動いていた」時期から完全に「決別」の流れに動いてしまっています。
正直エンバぺ側からするとクラブは国内リーグでは優勝したもののチャンピオンズリーグでは中々頂点には立てず、さらに今オフにはメッシ等主力を放出。自身も国内ではやることが無い状態(4年連続の得点王&3年連続でMVP受賞)で年齢もこのタイプのアタッカーでは脂がのってくるであろう24歳。
昨シーズンの残留劇もやや疑問が残っていただけに(国が動いたとされています。)、これから全盛期を迎える彼を引き留めるには「金以外の魅力が少ない」現状のパリでは難しいと思われます。
③獲得出来るクラブは一握りであるだけに
ただ移籍するにもパリが求めている移籍金は約2億€、さらに年俸は総額7200万€とも言われる莫大な金額が必要とされており、彼を獲得出来るクラブは一握りと言われています。
その一つであるレアルマドリードは今夏ドルトムントからべリンガムを1億300万€で獲得しており、予算が尽きている状態(因みにマドリーは所謂金満クラブではありません。)。さらに他欧州でも獲得出来そうなのはマンチェスターシティや選手売却が進んでいるチェルシーぐらいで、正直1年後にフリーになる選手にそこまで金額をかけて今夏に獲得出来そうなクラブは無いかと思います。
ただここに来て猛威を振るっているサウジアラビアのアル・ヒラルがサッカー史上最高額の3億€&年俸2億€を提示し、クラブ間では合意という報道がなされました。しかしエンバぺ側は交渉するつもりは無く、現状去就は決まっていません。
世界最高峰の選手と評価されながらも巨額の金や権力に翻弄され、自身が望む居場所に行くことが出来ないでいるエンバぺ選手。今シーズン彼は一体どこへ辿り着くのでしょうか。
では
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