今回は主要欧州クラブの2022-2023シーズン総括を書いていきたいと思います。
10回目は「RBライプツィヒ」です。
リーグ 勝ち点71 20勝 6分 8敗 64得点 41失点 3位
DFBポカール 優勝
チャンピオンズリーグ ベスト16
基本布陣
①本来のRBスタイルに回帰し復調
昨シーズン途中就任ながらクラブに初タイトルをもたらしたテデスコ監督ですが、DFLスーパーカップの大敗を皮切りに開幕5試合を1勝2分2敗とスタートダッシュに失敗。特に下手にボールを持とうとしてカウンターを食らう悪循環に陥り、昨シーズンの躍進の要因となっていた守備が破綻。5節のフランクフルト戦では4失点で大敗、さらにチャンピオンズリーググループリーグ1節のシャフタール戦でも4失点を喫する大敗するとテデスコ監督は解任の憂き目に。
しかし続いて就任したローゼ監督は4バックに戻すと、本来のRBスタイルであるコンパクトな布陣を敷いたハイプレスからのショートカウンターのスタイルに回帰。すると8節から12戦無敗(8勝4分)を記録し復調すると一気に順位もジャンプアップ。
決勝トーナメントに進出したチャンピオンリーグではシティに大敗、さらにゴールを量産していたエンクンクの怪我もあり苦しんだ時期もあったものの最終盤にはリーグ戦5連勝でフィニッシュし、3位でチャンピオンズリーグ出場権を獲得。
さらに連覇を懸けて挑んだDFBポカールではドルトムント、フライブルク、フランクフルトと強豪を破り見事達成。最大目標であるブンデスリーガ制覇には届かなかったものの、序盤のクラブ状況を考えると十分満足出来る結果となりました。
②本領を発揮した神童と頼れるリーダー
そんな中で輝いたのはショボスライとオルバン。前者は昨シーズンと同じ成績(31試合6ゴール8アシスト)ながらザルツブルクでも経験していたRBスタイルに見事適応し崩しの切り札として躍進。ダニ・オルモが怪我で離脱していたのもあり昨シーズン以上のインパクトを与えました。
そしてオルバンは守備陣だけでは無く、チームリーダーとして責任感溢れるプレーを披露。グバルディオルが後半にパフォーマンスを落としたことを考えると、彼の奮闘はチームにとって非常に大きかったと思います。
③攻守の新たな軸の再考
そんな中シーズン終了後にかねてから噂のあったエンクンクのチェルシー移籍が決定。さらにグバルディオルも今シーズン限りでの移籍が濃厚(マンチェスターシティが有力です。)と攻守の新たな軸の再考を迫られています。
エンクンクに代わる攻撃陣の軸は今年は不発だったもののヴェルナーの復活やダニ・オルモの完全復調等プラス材料は少なくないものの、守備だけでは無くビルドアップ面での貢献度が高い後者の穴は中々埋まりそうもなく、現有戦力を考えても正直難しいと思います。
しかしここは優秀なスカウト陣を持つライプツィヒ。今や世界最高レベルのセンターバックとなったグバルディオルも全くと言っていい程無名の存在であった為、今後のリクルーティングにも注目です。
RBスタイルで再び浮上したライプツィヒ。来シーズンに向けての動きに注目です。
では
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