今回は再評価される監督について書いていきます。
①かつての名手が再びブンデスリーガに
昨シーズン3位に位置し2015-2016シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場権を獲得したレバークーゼンでしたが、開幕8戦を僅か1勝(2分5敗)と大苦戦。とくに攻守のバランスが崩壊して8試合で15失点、さらに昨シーズン24ゴールを記録したエースのシックが不振に陥り悪循環を生み出してしまいます。そして8試合を消化した後に成績不振でセオアネ監督を解任。新監督の下再スタートを切る事を決断します。
そこで抜擢されたのはシャビ・アロンソ氏。かつてソシエダやリヴァプールレアルマドリード、バイエルン、スペイン代表で活躍、バイエルン時代にはリーグ3連覇に貢献したレジェンドが監督としてブンデスリーガに帰還することが決定。
ただソシエダBを率いた際は2シーズン目に半世紀ぶりに2部に昇格させるも、僅か1年で3部に戻してしまう等実績には乏しく、監督としての手腕には疑問符が上がりました。
②攻守のバランス整備で一気に上昇気流に
そして予想通りか初戦のシャルケ戦で大勝を飾るもその後は苦戦。チャンピオンズリーグとの兼ね合いもあり6戦未勝利(3分3敗)に終わり、さらにフランクフルト戦では1-5の大敗を喫する等中々自身が望むポゼッションスタイルを取り入れる事が出来ませんでした。
しかし首位戦線に絡んでいたウニオン・ベルリン戦で5-0の大勝を果たすと、その後5連勝を記録。そして22節のフライブルク戦から9戦負け無し(6勝3分)を果たし、一気に上昇気流に乗りました。
その要因はやはり攻守のバランスの整備。ボールロストを連発していたビルドアップは3-4-3を採用され整備することで安定感を増し、攻撃面でもディアビが崩しだけではなくフィニッシャーとして活躍してチーム最多得点を記録。さらにフリンポンはウイングバックとして躍動しチームの半数近い得点に絡む等大活躍。
自身に近いタスクを与えキーマンとなっているアンドリヒの働きぶりも冴え一気にジャンプアップ。残り4試合でチャンピオンズリーグまでの勝ち点差8を埋めるのは容易では無いものの、一時期は降格圏にどっぷり嵌っていたことを考えると素晴らしい結果、そして内容のあるサッカーを展開していると言えます。
③期待されるヨーロッパでの戦い
またチャンピオンズリーグのグループリーグではギリギリ3位に滑り込み回ったヨーロッパリーグでは準決勝に進出。
相手はカップマイスターで、尚且つ現役時代の恩師であるモウリーニョ監督率いるローマ。これ以上ない手強い相手であり、正反対とも言われる哲学(シャビ・アロンソ監督自身はグアルディオラ監督のスタイルに近いです。)を持ったチームの対決は非常に楽しみです。
クラブにチャンピオンズリーグ出場権をもたらし1992-1993シーズン以来のタイトルなるか、新監督の采配に今後も注目です。
では
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