今回は主要欧州リーグの2021~2022シーズン序盤のインパクトチームについて書いていきたいと思います。
順位はもちろんのこと、戦術、内容でインパクトを残したチーム中心で書いていきます。
6回目は「レバークーゼン」です。
主な布陣&選手
①代名詞の攻撃サッカーが機能
レバークーゼンと言えば伝統的に魅力的でアグレッシブな攻撃サッカーが特徴です。かつてはバラック、ゼ・ロベルト等を要しチャンピオンズリーグ決勝進出する等ドイツの強豪として名を馳せていましたが、近年はライプツィヒやボルシアMGの台頭などもあり継続的な成績を残せずにいます。昨シーズンも前半戦は絶好調でしたが後半で急失速し6位に終わっています。
そして今シーズンは昨シーズンヨーロッパリーグで敗れたヤングボーイズのセオアネ監督を引き抜きましたが、長年チームに貢献していたベンダー兄弟が共に引退、スピードスターのベイリーがアストンビラに移籍する等不安があるもので、代わりに獲得したのはバッカー(←パリSG)、コスヌ(←クラブ・ブルージュ)、アドリ(←トゥールーズ)等20台前半の伸び盛りのタレントでした。
②ユーロで評価を高め
すると若きチームは青年監督の元躍進します。開幕戦は引き分けるもののボルシアMG戦では4発快勝、ドルトムント戦では逆転勝利を許すも壮絶な打ち合いを演じました。
その立役者となったのはエースのシックです。ユーロ2020のチェコ代表で確かなインパクトを与えたストライカーはその勢いのままシーズンに突入。コンスタントにネットを揺らし8戦7発と大活躍しています。
また昨シーズンブレイクしドイツ代表の将来と評されているヴィルツも引き続き活躍。相手の裏を突く技術と右足のキック精度が光る18歳の新鋭は、今シーズンは一貫してトップ下で起用されここまで4ゴールと得点力も発揮しています。
そしてムサ・ディアビも昨シーズンと同様の4ゴールを奪取。ブンデスリーガ3年目になったこの新鋭も今シーズンの爆発が期待されます。
③「ネバークーゼン」の汚名返上を
ただ直近のバイエルン戦では5失点の大敗。昨シーズンもバイエルン戦での逆転負けで急失速した為気になる所です。また全体的に若い選手が多い為(特に守備陣)勢いがそがれた時の戦いぶりに不安を残しています。
そして何よりタイトル獲得レースに参加した際の伝統的な「勝負弱さ」が気になる所です。これだけの知名度と実績を持ちながら獲得タイトルはドイツカップ、UEFAカップのたった2つ。2001-2002シーズンに至ってはリーグ、カップ、チャンピオンズリーグで全て2位という「シルバーコレクター」ぶりを発揮しています。近年でも2019-2020シーズンのカップ戦決勝で敗北(相手はバイエルン)する等その呪縛は解き放たれておらず、名付けられたのはあと一歩でタイトルを逃す代名詞とも言える「ネバークーゼン」。
今シーズンはリーグは難しいもののカップ戦でその汚名を返上すべく挑むシーズンとなってきそうです。
魅力的ながらどこか脆さも合わせもつ不思議なクラブ、レバークーゼン。今シーズンもリーグ、欧州戦線で大いに盛り上げて欲しい所です。
では
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