好調を保っているインテルとまさかの大不振に陥っているミラン。両チームの明暗を分けるとも言えるミラノダービーとなりそうです。
ということで先日行われたセリエA第21節、インテルvsACミランの感想です。
両チームのスタメン&結果
前半
インテルは守備5-3-2の3-5-2、対するミランは守備5-3-1-1の3-5-2を採用していました。
試合はオリギがチャルハノールを抑える守備の形が機能せず、両サイドのセンターバックが起点となりボールを回すインテルが試合を支配。ミランは高い位置でボールを奪えずさらにカウンターに出ようにも頼れるのはジルーへのロングボールのみと厳しい状況に陥りインテルに押し込まれる展開が続きます。
それでもタタルシャヌを中心に何とか凌いでいたものの、コーナーキックからラウタロ・マルティネスに頭で合わせられ先制点を与えます。
その後攻勢に出たいもののセンターバック間の距離感が狭すぎてウイングバックへのパスコースが作れず、チャンスも無くそのまま前半が終了します。
後半
後半ミランはメシアスをブラヒム・ディアスに交代。守備時5-2-1-2に変更し状況の打開を試みます。
するとセンターバックのパスコースが切れたことでミランは効率的なカウンターを繰り出し始めるとレオン、サーレマーケルスを投入。同点に追いつくべく畳みかけに入ります。しかし最終局面での精度に欠けると、3枚替えをしたインテルに再び押し戻される事に。特にルカク、ラウタロの2トップに翻弄され、前者はファウル、後者はオフサイドで取り消されるもゴールを割られてしまいます。
そして崩しの切り札であるレオンもライン間では持ち味を発揮出来ずそのまま試合終了。
インテルがライバルに差を見せつけての勝利を挙げる事が出来ました。
総評
インテルは好調を持ち込んでライバルに差を見せつけ見事に勝利。特に同じ3センターバックを起用しながらも攻守においての成熟度の差を見せつける事となりました。
ただこの試合のMVPはやはりラウタロ・マルティネス。ゴールだけではなく味方へのスペースメイクやドリブルでの局面打開等素晴らしいパフォーマンスを披露。好調を維持しているジェコ、キレを取り戻しつつあるルカクとパートナーも事欠かない為今後も爆発が期待されます。
一方ミランは失点をしない為の5バックでセットプレーで失点。攻守共に形を作れないまま敗戦と状態の深刻さを物語っています。
特に守備はマークの付きどころが曖昧で抑えるべきチャルハノール、ムヒタリアン、バレッラに自由を与え押し込まれる事に。後半には修正はするもレオン、ブラヒム・ディアスの守備意識が緩慢で簡単に縦パスを通させることになり掴みそうだった流れを明け渡すこととなりました。
怪我人の多さもありますが、まずは崩壊している攻守のバランスをいかに整えていくか、ピオリ監督の手腕が試されそうです。
チーム状態が色濃く出たダービー。今後も2チームの戦いぶりに注目です。
では
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