今回は主要欧州リーグの2022~2023シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
第13回目は「レアル・ソシエダ」です。
主な加入選手
ブライス・メンデス(←セルタ)
久保(←レアルマドリード)
アリ・チョー(←アンジェ)
サディク(←アルメリア)
セルロート(←ライプツィヒ)
主な放出選手
ライアン(→コペンハーゲン)
モンレアル(引退)
サルドゥア(→カディス)
ヤヌザイ(→セビージャ)
グリディ(→アラベス)
ポルトゥ(→ヘタフェ)
ロベテ(→セルタ )
イサク(→ニューカッスル)
基本フォーメーション
①理想的な移籍とストライカーの確保
久保の加入。私たち日本人にとっては嬉しい移籍となりました。
テクニカルな選手を多く輩出、起用されており、アルグアシル監督は下部組織からのたたき上げで選手育成にも長けている指揮官ということで、まだ若く可能性が無限にある久保にとっては理想的な移籍先となっています。さらにクラブがかねてから彼に注目し、追い続けていたことからサポート体制が整っていると考えられ、活躍出来る土台は整ったと言えるでしょう。
そしてクラブはセルタで際立った活躍を見せたブライス・メンデスや将来有望なアタッカーのアリ・チョーを獲得。昨シーズン以上とも言われる布陣を整えました。
しかしエースのイサクがニューカッスルに移籍すると、代わりとなるFWの確保に奔走。最終的にセルロートのレンタル延長、そしてアルメリアでゴールを量産していたサディクをクラブ史上最高額の2000万€で獲得し頭数を揃え、シーズンを迎えることとなりました。(しかしサディクは5節のヘタフェ戦で右足前十字じん帯を断裂。今季絶望となっています。)
②中央突破偏重布陣と手詰まり感
アルグアシル監督は昨シーズンにエースのオヤルサバルが左ひざ前十字じん帯断裂で離脱すると、トップ下にダビド・シルバを配置する4-3-1-2を採用。そのシステムは今シーズンも引き続き採用されており、久保が2トップの一角としたコンビネーションを生かした中央突破を最大限生かそうという意図が見えました。
しかしその中央突破偏重布陣は予測がしにくい一方、サイドの幅が生かせない(生かす方法はありますが、そもそもサイドバックが高いポジションに位置していない為難しいです。)為安定した攻撃が出来ずに成績は不安定に。ここまで個のコンビネーションに頼るばかりで手詰まり感を露呈しています。
その一方守備の組織作りは的確なので、ヨーロッパリーグでは2連勝と好スタートを記録。グループ最大のライバルである初戦のマンチェスターユナイテッド戦にもアウェーで勝利する等、欧州の舞台でもクオリティの高さを示しています。
③大黒柱復帰までの戦い方によっては
この手詰まりの状況を打開出来るのはやはりシステムと役割の変更でしょう。ただ現状では左ウイングに適材の選手がおらず、オヤルサバルが復帰しない限りは完全移行はしないと考えられ、彼の早期復帰が望まれます。
最近では久保が幅を持たせ突破する役割を担っていますが、チョーの方がその役割には適しており選手の適材適所に悩んでいる感はあります。
大黒柱復帰までにいかに安定したサイドアタックを仕掛けられるか、その戦い方次第ではチャンピオンズリーグで出場権も狙える選手を抱えているだけに、監督の采配にも注目していきたいです。
久保の移籍で日本でも注目を浴びているソシエダ。育成と結果を両立するクラブ哲学も含めて今後もその戦い方には注目です。
では
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