今回は2022シーズン限りでの現役引退を決めた福留孝介選手について書いていきたいと思います。
①日本屈指の強打者
福留選手は1998年にドラフト1位（逆指名）で中日ドラゴンズに入団。
PL学園時代にもドラフトで7球団（高校生では初）に指名されるものの抽選のクジの結果、希望では無かった巨人・中日以外（近鉄）であった為入団を辞退し社会人野球（日本生命）に進み、その後もアトランタオリンピックで2本塁打を放ちチームの銀メダル獲得に貢献する等非凡な才能を示し続けており、プロでも活躍が大いに期待されました。
すると入団1年目に.284、16本、52打点を上げる等上々な結果を残しセリーグ優勝に貢献するも荒さが目立ち、特に遊撃守備に問題を抱えておりその後2年間は期待された数字ほどの貢献は出来ずにいます。
しかし2002年にフォームの改造により打撃が開花すると、.343で首位打者のタイトルを獲得。更に外野手に転向したことでその強肩と送球の正確さを見せ自身初のゴールデングラブ賞に輝きました。そこからは持ち前のスイングの早さと対応力の高さを生かしてチームの中軸、そして日本屈指の打者に成長します。
圧巻だったのは2006年で、開幕前に行われたWBCでは準決勝の韓国戦で代打で本塁打を挙げ、決勝のキューバ戦ではこちらも代打で2点タイムリーを放ち優勝に貢献する活躍。シーズンでは.351、31本、104打点、OPS1.091を記録する凄まじい数字を記録し、中日黄金時代の中心選手として活躍します。
また現実的でクレバーな特長はオフにも発揮されており、「評価は言葉ではなく金額」、「年俸が上がらないから車が買えない」、「上がった分は寄付するつもりだった」等、有名な銭闘民でもありました。
②メジャー挑戦と阪神入団
その後2007年にMLBのシカゴ・カブスに。カブスでは3年半所属したものの、メジャーの壁は高く活躍は散発的に留まります。そしてインディアンズを経てホワイトソックスに移籍するも自由契約に。その後はヤンキースとマイナー契約を結ぶもののメジャー昇格は叶わず、日本に復帰する意向を示します。
そして複数の球団が獲得に向かう中、阪神タイガースが獲得。
阪神でもその選球眼と勝負強さで多くの勝利をもたらしました。
③若手の良き見本に
阪神退団後は古巣中日に復帰。ただ身体的な衰えは隠せなくなり打撃成績は芳しくないものに。そして2022年も開幕戦に史上最年長スタメン起用されるも長らく結果は残せず、9月8日に現役引退を発表。
最終年は憧れの先輩立浪監督の力に慣れなかった無念はあったものの、延べ24年間という長期に渡り第一線級の活躍を見せた、素晴らしい野球人生となりました。
また日米通算2618試合 .280 2450安打 327本塁打 1273打点 1316四球という数字を残した技術に併せ、ベテランになってからは若手の良き見本に。様々な選手から感謝の言葉が寄せられているように、そのプロとしての姿勢は多くの選手達に影響を与えています。
今後はまだ不透明ながら、将来的には指導者としてユニフォーム姿を再び見せてくれることを期待しています。
24年間本当にお疲れさまでした。
では
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ミズノ公式 Dragonsレプリカユニフォーム ホーム／番号／個人名有り メンズ 福留選手
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