きちのうすめ雑記

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W杯激闘の記録と記憶~1998 フランス代表~【サッカー】

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今回は過去のW杯での記録、そして記憶に残ったチームを書いていきます。


1回目は「1998 フランス代表」です。

Getty Images

主な選手&布陣 

 

①目に見えた変化と起こる批判

1994年のW杯でまさかの予選敗退を喫したフランス代表(しかも1990年も本選行きを逃しており2大会連続の敗退となりました。)は、母国開催の本大会に向けてエメ・ジャケ監督の元、代表の立て直しを図っていきます。

そこで監督が目を付けたのは多様なルーツを持つ選手達でした。元々いたバスク系の選手(デシャンリザラズ)に加えテュラムグアドループ)、カランブー(ニューカレドニア)等海外領土にルーツがある選手達、デサイー(ガーナ系)、ジョルカエフアルメニア系)、ジダンアルジェリア系)等移民にルーツがある選手を次々と登用。

各々の個性を絡ませることにより、歴代の代表チームには無い新たな強みを見出すことに注力しました。

しかしこの目に見えた変化はフランスの国粋主義者を中心とした多くの批判に晒される事に。さらに中々確定しないメンバー選びや得点力不足が深刻化しており、かつて行っていたシャンパン・フットボールとは程遠い内容もあり、国中から批判を浴びた状況で本選を迎えることになります。

 

②堅守を売りに

そんな中開催された本大会。フランス代表はジダンを最大限生かす中盤、そしてデサイー、ブランを中心とした堅守を武器にグループリーグを突破。その際にジダンは2戦目に退場する等トラブルもありましたが、決勝トーナメント1回戦のパラグアイ戦でブランがゴールデンゴールを挙げ勝利したことで国内も盛り上がりを見せ、結束が固まったチームは準々決勝のイタリア戦ではPK戦にもつれ込む死闘の末撃破。

準決勝のクロアチア戦では初出場&準決勝進出で躍進する相手に苦しみ先制点を与えるものの、サイドバックテュラムの2ゴールで逆転勝利を収め決勝進出します。

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しかしその試合で守備の要であり精神的支柱でもあったブランが退場した為、決勝を欠場することに。相手は怪物ロナウドを擁し前回王者であったブラジル代表、相手は内容こそやや低調ながらも決勝に進んでおり、自力から考えても苦戦は必至でした。

 

③移民の成功者、代弁者として

そして迎えた決勝戦。輝いたのは背番号10番でした。コーナーキックから頭で先制点を決めると、前半終了間際にはコーナーキックから再び頭で合わせ2ゴールを挙げます。

ブラジルはエースロナウドが試合前に原因不明の発作に襲われ試合に出るだけで精一杯の状態、さらに局面打開力に優れたリバウド、レオナルドは共に沈黙と苦境に陥りますが、後半途中にデサイーが2枚目のイエローカードで退場。攻勢に出るもののフランスはブランの不在を感じさせない堅守を披露。後半終了間際にはプティがダメ押しの得点を挙げ、3-0で快勝。

フランス代表は自国開催での優勝という最高の結果を挙げることとなりました。

 

優勝後ジダンはフランス社会における移民の成功者、代弁者として扱われ英雄に。そして彼と共に戦った集団は黄金時代を築き、さらにキャプテンのデシャンは監督として母国に再びワールドカップをもたらすこととなります。

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では

 

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