今回は2022シーズン限りでの現役引退を決めた能見篤史投手について書いていきたいと思います。
①コーチ兼選手としてリーグ優勝に大きく貢献
16年過ごした阪神を退団した能見投手は選手兼コーチとしてオリックスに入団。当時球団は左の救援投手が少なったことや若い投手が多かった為、能見投手は戦力的にも選手育成的にも有用な存在だと評価されました。
そして新シーズンが始まると、能見投手は投手に専念しながらも若手投手に声を掛けてアドバイスを送り続け、同じ左腕の田嶋、宮城投手は大きく成績を向上、中々内容と勝ち星を伸ばせなかった山本投手はシーズン最多勝を獲得&沢村賞等を獲得し球界のエースに(実際山本投手は感謝の意を述べています。)。
さらに2年目の宮城投手の台頭、リリーフ陣の安定もあり前年6位とは思えない勢いで交流戦を優勝。さらにリーグ再開後も勢いは止まらずロッテと激しい優勝争いの末、競り勝ち25年ぶりの優勝。
自身も26試合に登板し5H2Sを記録。チームのリーグ優勝に大きく貢献します。
②数々の最年長記録を樹立
また阪神でも最年長ホールド記録、歴代最年長セーブを記録していましたがオリックスでも、
・球団歴代最年長ホールド記録(40代にして両リーグの球団記録を持っているのは史上初)
・球団歴代最年長セーブを記録
・歴代最年長で1500奪三振を記録
する等、数々の最年長記録を樹立。
特に球速や決め球の有無で全てが決まると言ってもいい中継ぎ、抑えでこの年齢まで出来たのは特筆に値し、絶対数が少ない左腕のフォークボール使いという特異性がありながらも第一線で活躍出来たのは本人の鍛錬の継続によるものであると思います。
③その美しいフォームとポーカーフェイスは多くの人の記憶に
能見投手といえば日本一と良いってもいいぐらいの美しいワインドアップ投法、そしてポーカーフェイスの印象が強く、(オリックス移籍後に感情を表に出すことが多くなり、ファンとしては驚きと共に少し寂しさを感じられました。)並み居る強打者を次々と三振と取る姿は今でも記憶に残っています。
引退後はまだ不透明ながら球団はコーチの続投要請を行っており、今後は指導者としてオリックスに留まる可能性は高いです。
いつかは阪神に戻って欲しいですが、目立つのをかなり嫌う性格の為(エースと呼ばれるのを嫌がっていました。)、復帰はあるとしても相当後になりそうです。
本格的にブレイクしたのは入団5年目と遅咲きながら104勝を挙げ、球界を代表する左腕まで上り詰めた能見投手。今後の指導者としての活躍を期待しています。
18年間本当にお疲れさまでした。
では
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