※ネタバレ有り
今回はアニメPSYCHO-PASS サイコパス2について書いていきます。
①システムを揺るがす怪物
物語の舞台は「PSYCHO-PASS サイコパス」の1年半後。槙島聖護の事件で征陸、縢は殉職、狡噛は失踪した一方、新たに宜野座が執行官になり、霜月美佳が監視官、東金朔夜、雛河翔が新たに執行官に加わることになります。
そんな中東京都内で連続爆破事件が起こり捜査に向かう一係ですが、囮を追跡していた二係監視官の酒々井が不可解な状況が姿を消し、さらに現場には血で書かれた「WC?」のメッセージが残されていました。
さらに確保した犯人の喜汰沢は通常では考えられない犯罪係数の経過を辿っており、一時期は執行対象外の数値にまで下がる異常事態になり、その後もカムイを救世主と仰ぐ複数の人物による事件や執行官が殺害されてドミネーターを奪われてしまう事件が発生。
その裏には新たなシステムを揺るがす怪物の暗躍があり、シビュラの正体を知る常守朱は再びその矛盾と向き合うことになります。
②個人から集団に
また本作では個人だけではなく多くの集団がフォーカスされることとなります。
警察だけではなく、企業、そして密室空間に集まった人、何も知らない一般人、大なり小なりの集団が登場しより話を複雑化、問題化させていきます。
その中でも物語のカギとなっているのは東金財団。日本国内有数の多数の薬剤特許を抱えている医療財団で、傘下にはメンタル関連の製薬企業や多数の都特許を所有しています。一係の東金朔夜も財団の親類縁者で物語に大きく関わってきます。
また槙島や他一部の犯罪者の悪の描写が多かった1期に比べ、2期はより多くの人々(一般人も多く巻き込んだ)事件が発生しており、現実でも問題視されている集団意識が作り上げる悪を描写。人間が仕事やゲームとして淡々と殺害される恐ろしい光景を目の当たりにすることになります。
③シビュラシステムを裁く
そんな中犯人である鹿矛囲桐斗は槙島と違いシビュラシステムに明確な敵意を向け、直接的に裁く行動に出ています。
その行動も計画的で的確にシビュラシステムの盲点、弱点を突くもので、警察を含む日本社会は終始彼に振り回されており、最終的には絶対的とも言えた評価基準を変えざるを得なくなります。
その点を置いては鹿矛囲桐斗の行動は無駄とは言えませんが、システムは大きなリスクを負わざるを得なくなり、結局は人間がどのような社会を選択するのかに委ねることに。
しかしその人間の選択に委ねること自体が問われる大事件が起こることとなるのでした。
では
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