今回はニューカッスル移籍が決定したニック・ヴォルテマーデ選手について書いていきたいと思います。

経歴
ヴォルテマーデ選手は2010年にブレーメンのユースに加入。アンダー世代で数字を残し順調にステップアップすると2020年に17歳11ヶ月16日でプロデビューし、クラブ最年少記録を作ります。
しかしその後はフュルクルクがエースとして活躍した事から中々出場機会を得ることが出来ず、SVエルフェアスベルクにローン移籍。リーグ戦10ゴールを記録し再びブレーメンに帰還し、ヴェルナー監督に出場機会に与えられたものの2ゴールと結果を残す事は出来ず、2024年にシュツットガルドにフリーで移籍する事になります。
するとフランクフルト戦でリーグ戦初ゴールを記録すると、その後もコンスタントに得点を記録。カップ戦でも決勝でゴールを決める等勝負強さも見せ、終わってみれば年間16ゴールを記録し一気に注目を浴びる事になります。
オフにはバイエルン移籍が盛んに報道されるも破談し一時期は残留濃厚ともされましたが、8月30日にイングランドのニューカッスルに破格とも言える8500万€で移籍が決定。リヴァプールに移籍したイサクの穴を埋める存在として期待されています。
因みにドイツ代表では2025年に初招集。ストライカー不足に悩むチームの救世主としての働きが期待されます。
①狭いエリアでのテクニックと高いキャリー能力
ヴォルテマーデ選手の特長は「狭いエリアでのテクニックと高いキャリー能力」です。
足元の技術が非常に高く、柔らかなタッチで難しいボールも懐に収め前を向くことが出来ます。特にその能力は相手プレッシャーの激しい狭いエリアで最も生かされ、細かいボールタッチと鋭いターン、そして高いスプリント能力を生かし一気に相手を置き去りにしてしまいます。
またそのスプリング能力を生かしたドリブル精度が高く、所謂「キャリー力」も優秀。共有力も高く、ビルドアップにおいても貢献が見込めることからトップ下でも起用可能です。大柄な体格でありながらプレーはテクニシャンのそれであり、局面打開力が高いプレーヤーです。
②センタフォワードというよりは
ただゴールを「奪う為の」オフザボールの動きに乏しく、特にストライカーに不可欠なこぼれ球に詰める動きは少ないです。
また空中戦も得意とは言えず、ポストプレーもまだまだ発展途上。現時点ではセンタフォワードというよりはトップ下やセカンドストライカー色が強い選手です。
そして守備でも戻らない場面が多く意識もまちまちで、まだまだ粗削りな印象が強いです。
③将来的には「前線のファンタジスタ」として
新天地ではセンターフォワードで起用される事が予想されますが、前述したようにまだまだ最前線のプレーは確立されてはおらず、より守備陣のフィジカル能力が高いとされるプレミアリーグでの活躍は現時点では難しいと思います。(同時期にブレントフォードからウィッサを獲得する等クラブ側も保険をかけている節があります。)
それでもポテンシャルは非常に高く、将来的にイサクのレベルになる可能性は十分。前述した課題を克服出来れば、かつてのファン・ペルシやベルバトフのような「前線のファンタジスタ」として才能を見せつけてくれるでしょう。
クラブ、代表の未来として招き入れられたヴォルテマーデ選手。プレミアリーグ初年度にどのような驚きを見せてくれるのか注目です。
では
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