※ネタバレ有り
今回はアニメ劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスについて書いていきます。
①シビュラシステム導入後平和になった国
舞台は2期から2年後の2116年、日本のシビュラシステムを導入した長期の内戦状態下にあった東南アジア連合（SEAUn）の首都シャンバラフロートが舞台となっています。
シャンバラフロートはシステム導入後平和になっていたと思われていましたが、日本ではそのSEAUnの反政府ゲリラが密入国しテロを計画する事件が発生。しかも日本の警備体制を知り尽くし、シビュラシステムの監視を潜り抜けるという前代未聞の事例となり厚生省公安局刑事課一係はそのテロリストの一員をメモリースクープに掛けることとなります。
するとその映像には彼らが見慣れた人物が登場することとなります。
②狡噛と朱の再タッグ
狡噛慎也。元一係の執行官で槙島事件以来行方不明になった朱の同僚がゲリラ達に混ざって行動していたことが分かり、朱は彼の真意を知るべく単身SEAUnへ赴くこととなります。
そして治安維持を担当する国家憲兵隊のゲリラ掃討作戦に同行し狡噛と再会。止むなく狡噛と行動を共にし、逆に憲兵隊に追われる形になり再タッグと組むことに。
朱は狡噛の真意を知りSEAUnの内情を知ることになりますが、共に拘束される事に。それでも朱はマイクロドローンのダンゴムシを街中に放ち、サイコパス診断装置の調査を唐之杜に依頼。すると衝撃的な事実が明らかになっていくこととなります。
③シビュラによって仕組まれた事件
サイコパス数値の偽証。憲兵隊指揮官のニコラスはシビュラシステムを不正改造することで憲兵隊の犯罪係数を誤魔化し運用。シビュラと共謀し議長のチュアンを秘密裏に始末。彼をシビュラシステムが提供した影武者と入れ替えることで権力を握っていました。（シビュラ自身はこれを足掛かりに世界進出を目指していたようです。）
朱ら一係は本来の数値を暴かれた憲兵隊を執行しその歪な社会システムを壊し、国の将来を国民に委ねるよう提案。SEAUnに民主主義的な総選挙を行わせ、現地の国民が自ら未来を選択できるようにしシビュラによって仕組まれた事件は幕を閉じます。
一方狡噛は宜野座と共に傭兵団のリーダーであるルダカンダを撃破し、宜野座に見逃され反政府運動から手を引いて再び放浪の身に戻ります。
2期からメインテーマとなっていた社会を良くするためには人間に主導権を持たせることに対しての問題点を浮き彫りにしていた今作。それでも再び人間の可能性を信じ賭ける朱の信念が身を結んだことが大きく、次第に物語はシステム自身からシステムを使う人の問題へとフォーカスされていくことになります。
では
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