※ネタバレ有り
今回はアニメPSYCHO-PASS サイコパスの登場人物「征陸智己」について書いていきます。
①とっつぁん
公安局刑事課一係所属の執行官で、コールサインは「ハウンド1」。
飄々としながらもハードボイルドな雰囲気を纏う大人の男性であり、勤勉実直で頼りがいのあるベテランです。その為狡噛と縢からは「とっつぁん」と呼び慕われています。
新人監視官であった朱にも柔和な態度で接し、その成長を見守っています。
「あんたのサイコパスが曇ったら、今度はその人達が、伸元と同じ苦しみを背負うことになる。そうならないために、俺たち執行官がいる。」
しかし誰よりも事件に対する鋭い嗅覚を持ち(場合によっては狡噛よりも的を得ていることがあります。)、犯罪者の心理を理解した上で行動を読む手法を得意としており、彼の機転で事件が解決に向かう場面は多いです。
「あの現場見て直感できなきゃデカじゃねえよ。執行官なら全員ピンと来たはずだ。殺しだよ、殺し。」
また過去の事件で左手を失い作中では機械製の義手になっており(その経緯は不明です。)、戦闘でもしばしば盾としても使用しています。
因みに酒とタバコを好み、油絵を趣味で描いています。
②息子への負い目
実は宜野座の実夫であり、シビュラシステム稼働以前から警察官として活躍していました。しかしシステムの導入により本来の責務である治安維持と秩序の安定を奪われると、そのジレンマに悩まされ徐々に色相が悪化。最後には当時の多くの警察官と同じように潜在犯として処理され、執行官へと降格させられた過去があります。
「所がある日いきなり、言葉をしゃべる銃を渡されて、これからはそいつの言いなりになって人を撃ち、捕まえるなり殺すなりしろと命令された。」
その為彼の家族は世間から冷遇されることになり、宜野座の親子関係にもヒビが起こり、監視官と執行官の立場になっても息子への負い目もあったのか、それは変わらずにいました。
③一人の父親として
ただ中盤以降は上から圧力を受けて苦しんでいた宜野座の相談に乗るなど、関係性も徐々に良好に。さあこれから和解へと動くだろうと思った矢先(対話が出来るようになっていました。)のウカノミタマウイルス調整センターで槙島の襲撃に遭い宜野座は左手を潰され、自身は槙島と肉弾戦を挑むことに。
互角以上の勝負を繰り広げ槙島の動きを封じますが、宜野座の方に投げられたダイナマイトを投げ返そうとした際に暴発し致命傷を負います。
そして刑事でもシビュラの番犬でもなく、息子を守ろうとする一人の父親として看取られながら息を引き取ることになります。
「デカなんて、ろくなもんじゃねえよ。やっぱ、親子なんだなあ……目元なんざ、若い頃の俺に、そっくりだ。」
最期の最期に和解した親子。その想いは息子だけではなく、数多くの後輩たちに引き継がれる事になります。
では
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