※ネタばれ有
今回は呪術廻戦の登場人物である「虎杖悠仁」について書いていきます。
①フレンドリーな近所のお兄さん
本作の主人公であり当初は仙台の杉沢第三高校に所属していましたが、両面宿儺の指を飲み込んでしまうことにより、呪術高専東京校に入学することになります。
薄茶色に見える短髪のツンツン頭と目の下の傷が特徴の少年で、服装はパーカーをよく着用しており、自身専用の制服にもフードが付いている程イメージが付いています。
性格は基本的には明るくフレンドリーで、誰に対してもすぐに打ち解けるコミュニケーション能力を持ち合わせておりノリも良いです。その為一風変わった人物と打ち解けることもあり(東堂など)、初めて会った先輩勢は即座に「善人」や「呪術師には珍しい根明」と評されています。
因みに好きなタイプは「強いていえばケツとタッパのデカい子」で、この答えが東堂を突き動してしまうこととなってしまいます。
②正しい死
当初から彼は祖父の死から「正しい死」に導くことを拘っており、呪いによる死を「間違った死」と捉え人々を助けることを目標とします。
ただ呪いにとっては躊躇なく襲い掛かったり、呪物をためらいも無く取り込むなど無謀とも言える行動(五条曰く「イカれている」)を行うも、少年院では絶体絶命の状況に泣きじゃくる等危うい一面を持ち合わせており、彼の未熟さが表されています。
しかし吉野との出会いや別れを通し、戦う相手、そして自分の未熟さを改めて見つめ合うこととなり、「もう俺は・・・負けない・・・!」という決意と共に、改めて目標である「正しい死」への導きを再確認することとなり、彼は凄まじい勢いで成長することとなります。
③「人間離れ」した身体能力
虎杖の最大の特徴は「人間離れ」した身体能力であり、
・砲丸を30メートル以上投げ飛ばし、進路上のゴールポストを捻じ曲げる
・地上から校舎4階までジャンプする
・コンクリートを素手でぶち抜く
等を呪力無しで行っており、単純な肉弾戦だけであれば高専でも一番強いと評されています。
ただ流石に呪霊相手では歯が立たず圧倒的な力を見せつけられましたが、呪力をこめて殴るというシンプルな技でありながら虎杖の身体能力の高さで武器となり得た「逕庭拳(けいていけん)」を取得し以後はこれをベースとして戦っていきます。
そして東堂との特訓により、通常の打撃の2.5乗の威力を発揮される「黒閃」を体得し、抜群のタイミングで発生することから彼の必殺技となっています。
本来前者は基礎的な技、後者は偶発的な現象に過ぎないものですが、彼の常人離れした身体能力が「技」に昇華しており、主人公らしくシンプルかつ強力なものとなっています。
1級呪術師に昇格した2部では、より肉体的、精神的に成長した彼の姿を見ることが出来そうです。
では
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