※ネタばれ有
今回は軌跡シリーズの主要キャラである「スウィン・アーベル」について書いていきたいと思います。
①兄代わりという使命感
「閃Ⅳ」の作中小説「3と9」に登場している人物(ソードの3)でしたが、創の軌跡で晴れて登場となりました。(他にも「赤い月のロゼ」のローゼリア、「カーネリア」のトヴァル等がいます。)
茶髪のショートの髪型と青いフード付きの上着を羽織り、首元にはチョーカーを付けている青年で、常に冷静な常識人です。その為不愛想に見えがちですが根は心優しく、特にナーディアに関しては兄代わりという使命感を持ち、常に気に掛けています。
その理由は彼はかつてナーディアの兄(エース)と暗殺組織でコンビを組んでおり、彼と共に組織を脱走し様とした際に約束したもので(その後エースは彼を助けるために犠牲になります)、ナーディアが彼に対して抱く異性としての好意には全く気付いていません。(そもそも朴念仁であることもあります。)
ただ傍から見ればただただ彼女に振り回されている彼氏のようにしか見えず、微笑ましい所でもあります。
②仲間としての信頼関係
初登場は「創」で、組織から抜け出し追手から逃げ出す日々を過ごしていた際に請け負った仕事で、C(ルーファス)とラピスに出会い共に行動することになります。
そして旅を進めるうちに仲間としての信頼関係が築かれ、人形工房の戦いでスウェン達を追っていたエンペラーと対峙、共に撃破します。そしてラピスの謎を追っていく際に再びエンペラーを対峙し返り討ちにして過去の亡霊と決別していくこととなります。
「亡霊は、さっさとあの世に行きな。」
その後リィンやロイド達と合流、そのまま「逆しまのバベル」攻略戦に参加、ルーファス救出の際も同行します。
エンディングではナーディア、ラピス、そしてルーファスと共に何処かに旅に出ています。
零、碧、閃の完結編のようなストーリー構成なので、中々新キャラとしての見せ場はありませんでしたが(それでもエンペラー絡みであったのが救いです。)、ルーファスを支える存在として不可欠であったと思います。
③独特の戦闘スタイル「刻印」
戦闘では双剣を使用したスピーディーな戦い方を得意としますが、特異なのはそのスタイル「刻印」です。オーブメントが一体化したその剣で攻撃すると相手に「刻印」(マーキング)が付き、そしてもう一度スウェンが攻撃すると100%クリティカルヒットするという特殊なもので、スウェンはいかにこの刻印状態を作れるかが運用の良し悪しを決めると思います。
クラフトも威力が低いものの範囲が広く、確実にマーキングを付与する「刻剣」、そして威力は高いもののマーキング率は低い「リヴェレーション」とマーキングが大きく関わっており、強敵時には自己強化の「クイックゾーン」と合わせた火力を上げた上でのスピード勝負になってきます。その為アーツを使う機会はあまりなく、他キャラに任せておいた方がいいかと思います。
いかに手数を掛けクリティカルを出し続けるかが勝負になってくるでしょう。
新作「黎の軌跡」での登場は無さそうですが、後作ではルーファスと共にひょこっと登場するかも知れません。
では
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