※ネタばれ有
今回は「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-」について書いていきたいと思います。
【本編クリア時】プレイ時間64時間 レベル64
【裏ボス撃破時】プレイ時間78時間 レベル91
今作は前作に引き続き「カルバート共和国」を舞台とした物語で、時系列的には「黎」から約2か月後となっています。
ただ前作から大きく変わったのはアドベンチャーゲームのような「タイムリープシステム」を組み込んでいたことで、やや所謂「死に戻り」で訪れる最悪の結末を避けると言った物語が展開されます。
ただあくまでストーリーベースであり殆ど強制的に行われる為、自由度は無いに等しいものの、その新たな試みには新鮮味を感じました。
反面どうしてもタイムリープを前提とした動きになってしまう為、前作あれだけ匂いで先を見据えた行動を起こしていたヴァンが敵の罠に自ら飛び込む等迂闊な行動が目立つようになってしまっており、複数の選択肢(1発で危機を乗り越えられるルートと罠にかかってしまうルートを併設する等)を持たせて欲しかったのは事実あります。
ただその場合ボリューム不足等新たな問題も発生しがちなので、半強制ルートにすること自体は致し方無いかと個人的には思います。
②歯ごたえのある戦闘
しかし戦闘面やシステム面では大幅に進化しており、特にフィールドバトルはスウィンの使いやすさもあり、より重要性が増すようになりました。
またコマンドバトルでもお伽の庭城(メルヒェンガルテン)での強敵との戦いもあり、前作よりも歯ごたえのある戦闘を楽しめます。
特にダメージに関しては前作よりもよりシビアになっている為、シャードスキルやアーツドライバの組み合わせ、そしてアクセサリをいかに活用していくかが完全クリアのカギとなりそうです。(ストーリークリアまではある程度適当でも大丈夫です。)
個人的には今作でも強力な遅延&バフ消去を付与するクラフトを所有するシズナや、大ダメージ&幻惑/スロウを付与する「ネビュラスカノン」、バフ消去/全能力DOWNに加えHIT数や威力が高い「ケートゥスファンタズマ」が超有能なアーツ使いが猛威を振るっている印象が強いです。
③やや引き伸ばし感が
以上のように戦闘面は楽しめる要素はあったものの、物語自体は「創」のスウェン&ナーディアの完結編みたいな所もありやや引き伸ばし感があったのは事実で、時系列的には2ヶ月弱しか経っていません。
その為前作に残された謎もメインであるグレンデル化に関してもまだまだ謎が残されており(下記記事で書いた謎は解決されたといってもいいでしょう。)、前回大統領によって明かされた「宇宙進出」に関しても次回以降となっています。
ただ着眼点は非常に面白く今後にも繋がる物語の展開もあったので、「黎」完結編になるであろう次回作にも期待したいです。
では
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