今回はクライマックスシリーズ、阪神タイガースvs巨人戦の感想を書いていきたいと思います。
阪神 0-4 巨人 ●高橋遥
阪神 2-4 巨人 ●青柳
①短期決戦の強さを見せつけられた試合
重要な初戦、先発は巨人戦16イニング無失点の高橋遥投手。怪我明けで心配な所でしたがストレートは高めながらも変化球を上手く使い危なげない投球を続けます。
援護したい打線ですが、今回の菅野投手は完璧な出来でした。大山選手を外したやや小粒な打線は圧巻の投球に歯が立たず、糸口が見えません。
すると5回、ウィーラー選手のバントなどで1アウト1,3塁のチャンスを作られると吉川選手に先制のタイムリーを打たれ先制点を打たれます。
そしてその裏エンドランを完全に読まれ同点の機会を失うと、6回ウィーラー選手に2点タイムリーを打たれ3点差に。その裏に阪神は2アウト2,3塁のチャンスを得ますが近本選手が凡退、8回には及川投手がウィーラー選手にトドメのタイムリーを打たれ、9回には2アウト満塁のチャンスを作るも原口選手は無念のサードライナー。
ウィーラー選手のバントやエンドランを読まれる等短期決戦の強さを見せつけられた試合でした。
②最後の最後でまたもや
先発は青柳投手。初回苦手な高橋投手から1アウト1,3塁のチャンスを作りますが、マルテ、大山選手は三振に倒れ好機を逃します。しかし2回1アウト2塁のチャンスから佐藤輝選手のタイムリーツーベースで先制点を挙げ、更に中野選手が追加点となるタイムリーで2点を先取します。
しかし3回中野選手のエラーからランナーが出るとノーアウト満塁のピンチを迎え、松原選手にタイムリーを打たれ1点を返されると、丸選手に2点タイムリーを打たれ逆転を許します。
その後は両チーム譲らない展開が続きますが、6回2アウト満塁のチャンスを作ります。しかしマルテ選手はサードゴロに倒れ絶好機を逃すと、8回には大山選手のエラーからピンチを招き、ウィーラー選手に犠牲フライを打たれ2点差に。9回には2アウト1,2塁のチャンスを作るもロハス選手は空振り三振。
最後の最後でまたもや稚守が出て、2連敗でクライマックスシリーズ敗退となりました。
総評
正直な所もっともつれるものだとは思っていましたがあっさり2連敗を喫しクライマックスシリーズ敗退が決まりました。初戦は菅野投手とウィーラー選手にやられ、2戦目は自滅で勝利を逃す、今の阪神らしい敗北であると言えますがやはりウィークポイントが露呈する形になりました。
そんな中際立ったのは巨人の「プレーの正確さ」と献身性です。当たり前のように誰もが送りバントを決め、1点1点を積み重ねていく、チームの勝利の為に皆「戦っている」印象が強かったです。対する阪神は自身の事で手一杯で、CS中で一体感は終ぞ感じることは出来ませんでした。そして一昨年と同様、「完敗」を喫しました。
これで阪神の今シーズンは終わりです。感想等は後々書いていきますが、最後にこの言葉を残したいと思います。
「長いシーズン本当にお疲れ様でした。」
では
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