今回は2021年前半の阪神タイガーズの中野拓夢選手について書いていきたいと思います。
今シーズン前半の成績
76試合 .278 1本 17点 16盗 出塁率.332 OPS.671 四死球19 三振47
①運命を感じるドラフト
中野選手は日大山形高校から東北福祉大学に進学し、3年春と4年春秋にベストナインを獲得する等、チームの大学選手権優勝に大きく貢献しました。
その後三菱自動車岡崎に入団、3番遊撃手として活躍すると2020年のドラフト会議で阪神タイガースにドラフト6位で入団。大学選手権や都市対抗本戦等で幾度となく対戦した伊藤将司投手もこの年のドラフト2位で入団する等運命を感じるドラフトとなりました。
そしてキャンプで評価を高め、オープン戦でも好プレーを披露。ドラフト1位の佐藤輝選手、石井大投手と共に開幕1軍を果たすことになります。
②予想外とも言えるレギュラー奪取
当初は代走、守備固めの出場に留まっていましたが木浪選手、北条選手が不調に陥ると4月10日のDeNA戦にプロ初の先発出場を果たし、守備で好プレーを披露。そして翌日には猛打賞&タイムリーでヒーローインタビューに立つなど大活躍。一気に首脳陣の評価を高めていきます。その後打率3割半ばをキープする等打ちまくり、守備でも荒いプレーでのエラーを見せるも守備範囲の広さを見せレギュラーを維持。その後6月には調子を落とすものの首脳陣の我慢強い起用も続き、自身も復調を見せる等前半戦76試合、規定打席に到達する程の活躍を見せます。
そしてオールスターのファン投票では遊撃手の1位を獲得し、1戦目には途中出場で決勝の押し出し四球を選ぶなど印象的な活躍を見せます。
正に予想外のレギュラー奪取からの快進撃を果たしたと言えます。
③今はがむしゃらに
今の所中野選手の特長である足とバットコントロールは存分に発揮出来ていると思います。盗塁数はリーグ3位の16、そして高い走塁意識はチームの大きな武器となっています。またややパワー不足は感じるも的確なバットコントロールで安打を量産しており打撃面も予想外の良さであると言えます。
ただリーグ最多の13失策を喫する等そのアグレッシブさが裏目に出て捕球ミスを繰り返しており、守備の安定は後半に向けての課題になりそうです。ただ木浪、北条選手には無い俊足を持っているので打撃の深刻な不振が無い限りはレギュラーから外れることが無さそうです。ただ今はがむしゃらにプレーすることに集中していきたい所です。
ドラフト下位入団からのいきなりのレギュラー奪取と予想外の活躍を見せた中野選手。後半戦も勢いのまま好プレーを見せ続けて欲しいです。
では
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