今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン、躍進するクラブについて書いていきたいと思います。
3回目は「ヴォルフスブルク」です。
①資金面のバックアップはあれども
フォルクスワーゲンという大きなスポンサーを持ち資金面のバックアップはあれど、鬼軍曹マガト監督の元ジェコ(現ローマ)、長谷部(現フランクフルト)等を要し優勝した2008-2009シーズン、デ・ブライネ(現マンチェスターシティ)リカルド・ロドリゲス(現トリノ)を要しリーグ2位、ドイツカップ優勝を果たした2014-2015シーズン以来近年では目立った成績を残すことは出来ていませんでした。
その原因としては監督・選手の入れ替わりが多く一貫性のある戦い方が確立されていないことだと思います。ここ10年間ぐらいは前監督と全く違う哲学を持つ監督に交代する→使われる選手が変わり移籍マーケットで大幅動かざるを得ない状況に陥るという負のサイクルを繰り返してきた印象です。
そんな中2019年に就任したのは前シーズンにLASKリンツ(オーストラリア)をクラブ初のチャンピオンズリーグ出場に導いたグラスナー監督でした。
グラスナー監督は所謂ラングニック系列の指導者でインテンシティーとトランジション重視のサッカーを行います。昨シーズンはラッバディア前監督から受け継いだサッカーを更に強化させ、やや安定感はなかったものの7位に導きました。
そして今シーズンさらにそのサッカーが進化し、迫力のあるサッカーを展開しています。特に守備面での連携が向上し連動したプレスをかける事が出来ており、失点はリーグ2位の少なさと安定感が抜群に増しています。
昨年と同様、スプリント数、デュエル勝利数、走行距離はリーグトップクラスを記録していることから戦術・戦略がいかに精錬されているかがわかります。
③エースの躍動
攻撃面では「エース」ヴェグホルストが違いを作り出します。圧倒的な高さやポストワークの強さは健在ながら、今シーズンは守備への連動性やポジショニングの良さが目立ち、既に15得点をマーク、ドイツでの最多得点(17)の更新はほぼ確実と思われます。
移籍3年目にしてなおチームへの貢献度を高めているエースの存在は躍進の大きな要因となっています。
他にも生え抜きの司令塔のアーノルドのゲームメイクや、新加入ながら攻守において活躍しているバクなどポジティブな要因も多く、今後もチャンピオンズリーグ出場権を争う力は十分持ち合わせていると思います。
これまで無かった継続性を身に付け躍進するヴォルフスブルク。今後の試合も楽しみです。
では
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