今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン総括を書いていきたいと思います。
3回目は「ヘタフェ」です。
リーグ 勝ち点38 9勝 11分 18敗 28得点 43失点 15位
カップ戦 2回戦敗退
主な布陣
①慢性的な攻撃パターンの不足
ヘタフェは開幕前、会長が「復職可能な一時解雇制度(ERTE)」を行わず、今季の年間シート所有者に来季の年間シートを無料で提供する施策も発表しました。それ自体は会長の英断とも言えるものですが、反面補強費が確保できず何とかレンタルを駆使して体裁を保ちシーズンを迎えることとなりました。
案の上チームは慢性的な得点力不足に陥り苦しむこととなります。「知将」ボルダラス監督も流石に得点力のクオリティアップは出来ず、攻撃はサイドからのクロスとロングシュートに頼るばかりでチームは低迷。常に降格圏を彷徨うこととなります。
②ボールを持つサッカーの失敗
そんな中冬の移籍市場で攻撃力アップの切り札として2選手を獲得することとなります。久保建英、カルレス・アレニャ、かつてバルセロナで共に育った「ボールプレイヤー」の獲得はヘタフェの攻撃陣に確かなクオリティをもたらすことを期待されました。
実際彼らをスタメン起用した試合は彼らの躍動により特に中央部の攻撃が活性化され、未来に大きな希望が見えました。
しかしそれは長続きしませんでした。勝利が遠のき思うような結果を残せずにいると、ついにレアルマドリード戦では両者をスタメンから外す決断をします。その原因としては彼らではなく、ポゼッションが植え付けられないチームにありました。ロングボールと肉弾戦に慣れたチームをシーズン中にポゼッション型にすることは実質不可能になり、彼らを途中出場させ攻撃のアクセントでしか使う事が出来ませんでした。
ボールを持つサッカーの失敗。今季のヘタフェのトピックです。
③「終わり良ければすべて良し」では、、、
その後アレニャはレギュラーとして起用されることが増えましたが、チームは完全に前半戦のようなサッカーを行うこととなりました。降格圏を終始彷徨うこととなりましたがレバンテ戦、途中出場した久保がゴールを決め見事に4シーズン連続の残留を決定付けました。
しかし近年の躍進の立役者であるボルダラス監督の退任が決定的(バレンシア監督就任が決定)で、レンタル選手も数多く去っていく為チームは再び一からの構築を余儀なくされます。これからを考えると終わり良ければすべて良しではありません。
後任監督も含め来シーズンのヘタフェには注目です。
では
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