今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン総括を書いていきたいと思います。
初回は「リーズユナイテッド」です。
リーグ 勝ち点59 18勝 5分 15敗 62得点 54失点 9位
カップ戦 3回戦敗退
主な布陣
①魅力的な攻撃サッカー
久々のトップリーグ復帰で1ケタ順位でフィニッシュ、競争が激しいプレミアリーグでこの順位は偉業とも言えます。その原動力は「エル・ロコ(変人)」ビエルサ監督であることに異論はないでしょう。
足元、裏のスペース、そして相手と味方の間のスペースを作り常にパスコースを作った上でポゼッション、時には縦に速いサッカーは非常に魅力的で、総得点はリーグ6位タイ、BIG6相手にホームで無敗とビエルサ監督の戦術が見事に機能しリーグを席巻しました。
決して足元に優れた選手は充実しているとは言えないものの、鍛えに鍛え上げた選手達はそれを動きの量でカバーしピッチに躍動。高いインテンシティとトランジションを実現させ魅力的な攻撃サッカーを展開しました。
②安定感には乏しいものの
しかしこれもビエルサ監督率いるチームの特徴ですが、「息切れ期間」が発生し比較的長期間の間不振に陥ってしまいます。今シーズンも年末年始に発生し、マンチェスターユナイテッドには2-6の大敗を喫する等雲行きが怪しくなります。特に危険なバイタルエリアをポッカリ空けてしまう場面が多く、つまらない失点を重ねました。
しかしニューカッスルやWBA戦では5得点を記録し大勝する等底力を見せると、ラスト10節を僅か1敗で乗り切りました。
特にシティ戦2試合はドラマ溢れる素晴らしい試合で、サッカーの魅力が凝縮されていたと言える程でした。
選手個人からしても今やプレミアトップクラスのGKに躍り出たメリエ、崩しの切り札となったハリソン、17得点を挙げようやくそのポテンシャルを開花させたバンフォードに加え全試合に出場しビエルササッカーを体現したダラス、アーリングの働きを忘れてはいけません。
そして彼らを操るのは「司令塔」フィリップス、長短交えたパスを駆使した組み立ては正にリーズの心臓とも言える存在でした。
③ビエルサ監督の去就
来シーズンに向けての最大の懸念点はやはりビエルサ監督の去就です。3シーズン目に入った監督ですが、その狂気とも言える情熱は長続きはしない事で有名でクラブレベルでは今シーズンのリーズが最長となっていました。
ただクラブ側は当然契約延長を望んでおり、近日交わされる予定であるとも報じられてはいます。やはり仕事の「環境」が大事になっているようです。
個人的にはやはりリーズで指揮を執り、数々の名将を苦しませるビエルサ監督を見てみたいです。
そして下部時代からチームを支えてきたベラルディ、パブロ・エルナンデスの退団が決定、フィリップスやバンフォードを含めた選手達の去就も注目点です。
数々の名勝負を繰り広げリーグをこれでもかと盛り上げてくれたリーズ。ビエルサ監督の契約延長を心から望んでいます。
では
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