今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
大型補強や昇格、新監督就任のチーム中心となっています。
第2回目は「リーズ」です。
主な加入選手(2020 9/5現在)
メリエ(←ロリアン)
エルダー・コスタ(←ウルヴァーハンプトン)
アレン(←リンフィールド)
ハリソン(←マンチェスターシティ)
ゲルハルト(←ウィガン)
ドラメー(←フラム)
グリーンウッド(←アーセナル)
ロドリゴ(←バレンシア)
コッホ(←フライブルク)
主な放出選手(2020 9/4現在)
エドモンソン(→アバディーン)
テメニュズコフ(→レアル・ウニオン)
①古豪の復帰
かつてファーディナンド、アラン・スミス、キューウェル、ヴィドゥガなど各国のヤングタレントを要してチャンピオンズリーグベスト4進出を果たし、「ヤング・リーズ」とも呼ばれた名門リーズユナイテッドがついにプレミアに戻ってきました。
日本では井手口選手が所属していた事でも知られています。
度重なる財政難の影響で2003-2004シーズンを最後にプレミアリーグの舞台から遠ざかり2部、3部を行き来する時期が続きましたが2018年マルセロ・ビエルサ監督が就任するとチームは躍進、後半の失速がありプレーオフでも敗れ昇格は叶わなかったものの3位と希望の持てるシーズンになりました。
そして昨シーズン、WBAとの首位争いの末チャンピオンシップ優勝。久しぶりのプレミアリーグ復帰を果たしました。
早速補強ではバレンシアのロドリゴ、ウルブスのエルダー・コスタを獲得する等、精力的な強化を行っています。
②「エル・ロコ(変人)」
リーズの注目点は「リーズのピルロ」ことゲームメイカーのフィリップスや、バレンシアでも活躍したベテランのパブロ・エルナンデスがいますが、何といっても「エル・ロコ(変人)」と呼ばれる戦術家、ビエルサ監督の手腕です。
主にアルゼンチン代表監督やアスレチック・ビルバオで指揮した監督で、緻密な役割をポジションごとに与え、連動した動きを徹底的に突き詰める監督です。
その為機能すれば両サイドの非対称さを含めた機能美を感じることが出来、非常に濃密なサッカーを見ることが出来ます。
しかし頑固で気難しい部分があり、アルゼンチン代表ではバティストゥータ、クレスポといったワールドクラスのフォワードを使いこなせず2002年W杯で早期敗退、ラツィオ、リールでは早々に退任しています。
③見ごたえのある戦術合戦
リーズの昇格により今や世界最高の監督リーグにもなったプレミアリーグに新たな「個性」が参戦することになりました。
シェフィールドのワイルダー監督、シティのグアルディオラ監督、リヴァプールのクロップ監督、ウルヴスのヌーノ監督、アーセナルのアルテタ監督、そしてトッテナムのモウリーニョ監督等、錚々たる顔ぶれが集まることになりました。
監督同士の戦術合戦がより見ごたえのあるものになりそうですね。
では