今回は「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のキャラ「クェス・パラヤ」について書いていきたいと思います。
①起伏が激しい感情
地球連邦政府の参謀次官アデナウアー・パラヤの娘で、左右の長さが異なるルインテールをした女性です。
ニュータイプとして優れた素質を持っている一方、感受性が強く、他人の心情を鋭く察してしまうことから非常に感情の起伏が激しく、自分勝手な行動をすることも多いです。その性格はニュータイプとしての資質だけではなく、実母が家を出て、父親の愛人との仲は険悪という複雑な家庭環境で育ったのも大きかったと思われます。
その為父性を求める傾向にあり、アムロやシャアのような年上の男性に惹かれる一方、ハサウェイやギュネイ等同世代の男性にはまるで興味を示しません。
②ネオジオンに身を寄せる
作中では第二次ネオ・ジオン抗争開始時に父と共に宇宙へと上がり、ハサウェイと出会い共に行動することとなります。そしてアムロと出会い彼に惹かれることになりますがチェーンの存在もあり次第に距離は広がっていきます。
「あれがアムロ・レイか……「こっちで~す!」、だって」
その後ロンデ二オンにてシャアと出会った彼女は彼の誘いもあり翻意、ネオジオンに身を寄せることとなります。
しかし当のシャアも彼女を持て余していくと(シャアはララァのような理想的な「母性ある年下の少女」を求めていたとされます。)、次第に彼女を「戦争の道具」として扱うようになります。
止めとなったのは「大佐!あたし、ララァの身代わりなんですか!?」と言ってしまったことで、トラウマを刺激されたシャアの心は完全に離れることとなります。
ただニュータイプとしての素質は素晴らしく、彼女はファンネル搭載機ヤクト・ドーガを与えられ初陣を果たします。そして巡洋艦を撃墜し戦果を挙げますが、そこに乗っていたのは実父で彼女は気付かないまま父親を手にかけることとなります。
更に情緒不安定になってしまう彼女にシャアは優しい(冷たい)言葉をかけ、またもや戦場に送り出されることになります。
③ハサウェイを守り
彼女に用意されたのは巨大モビルアーマー「α・アジール」。その圧倒的な性能により次々とクェスは戦果を挙げていきます。しかしある少年との再会で彼女の動きを止めることとなります。
ハサウェイ・ノア、クェスを最後まで必要として向き合っていた彼の言葉にクェスは大きく動揺することとなります。
しかしその時彼女を危険と判断したチェーンの攻撃からハサウェイを庇い戦死。クェスの死はハサウェイの今後に大きな影を落とすこととなります。
「直撃…!?どきなさいハサウェイ!!」
クェスが起こした悲劇は1stのアムロのように自分を受け入れて正しい道を進ませることが出来る大人に出会えなかったことにあり、ニュータイプになっても誰もが幸せになれるとは限らない「逆襲のシャア」の大きなテーマの象徴になっています。
既に故人である為「閃光のハサウェイ」では登場しませんが、彼女は主人公ハサウェイにとって大きな存在であることは間違いなく、物語のキーマンになってくるでしょう。
では
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