ヴェルナーを放出したライプツィヒの戦い方に注目が集まります。
てなことで今回はCL準々決勝RBライプツィヒvsアトレティコマドリードについて書いていきたいと思います。
両チームのスタメン
RBライプツィヒ
GK:グラーチ
DF:クロスターマン、ウパメカノ、ハルステンベルグ
MF:ライマー、ザビツァー、カンプル、アンヘリーニョ
FW:オルモ、ポウルセン、エンクンク
GK:オブラク
DF:トリッピアー、サビッチ、ヒメネス、ロディ
MF:コケ、エレーラ、サウール、カラスコ
FW:マルコス・ジョレンテ、ジエゴ・コスタ
オルモ(後6)アダムス(後43)、フェリックス(後26)
どんなシステムで戦うのか注目されたライプツィヒですが守備は4-3-3-1攻撃時は3-1-4-2の可変システムを採用、ライマーは守備時センターハーフ、攻撃時にウイングバックとマルチタスクを負う奇策もありました。おそらくアトレティコの守備の迷いを誘いギャップを生む作戦だったと思いますが見事にアトレティコは対応、素早いサイドチェンジが出来ず狭いスペースでの攻めに終始してしまいます。
一方アトレティコはお馴染みのシステムを採用。ナーゲルスマン監督の揺さぶりにも見事対応、カラスコ、ロディを中心にサイドを切り崩そうとしますが決め手にならず前半をスコアレスで終了します。
②気が利くいい選手
後半いきなり試合が動きます。外に流れたザビツァーのクロスからオルモが先制点を挙げます。本当に気が利くいい選手です。
先制されたアトレティコはフェリックスを投入。彼がハーフスペースを活用することで攻撃が活性化します。そしてカラスコとの連携でPKを獲得、同点に追いつきます。
そのまま試合は一時膠着状態に。お互いサイドの幅取りに苦労します。しかし延長も考えられた後半43分、ザビツァーのサイドチェンジからアンヘリーニョがマイナスのクロス、それをアダムスが見事に決めて勝ち越し、終盤のパワープレーを乗り切りクラブ史上初のベスト4進出を決めました。
③師弟対決
確かに奥行きの不足感からヴェルナー移籍の影響はあったと思います。しかし攻撃のキーマンザビツァー、守備の中心ウパメカノの活躍で歴戦の猛者を撃破、ライプツィヒはクラブ初のベスト4に進出しました。そして相手はナーゲルスマン監督の師であるトゥヘル監督率いるパリSG、楽しみで仕方がありません。
一方アトレティコはシメオネ監督のコメント通り出来ることは全て行ったと思います。しかし監督やチームの長年の課題である「ボール保持時の攻撃の形」がやはり浮き彫りになっています。同点前後は良い形を作れていただけに残念です。ここまで解決出来ないとなると、、、。
では