今回はサウサンプトン移籍が決定した南野拓実選手について書いていきたいと思います。
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①課題を克服できず
個人的には「驚きだけど納得の移籍」でした。リヴァプールは怪我人続出で懸念だったセンターバックにベン・デイビス(プレストン)、カバク(シャルケ04)を補強し、ヘンダーソン、ファビーニョを中盤で使える目途が立ち、カーティス・ジョーンズの起用も計算が出来つつあり、南野選手は居場所が無くなったも同然となりレンタルでサウサンプトンに移籍することとなりました。
この原因は南野選手が「課題を克服できなかった」ことにあります。前回の記事にも書きましたが南野選手の課題はリヴァプールというチームとサッカーの理解度にあり、「動き過ぎ」でパスコースを消したりメリハリのある動きが出来なかったことにあります。ジョタ選手の負傷もありクリスタルパレス戦では先発起用され、ゴールも決めましたがその課題は克服されていませんでした。
②途中出場での使いづらさ
またサブメンバーにおいても南野選手は後れを取りました。その理由は「インパクト」にあり、オリギ選手は高さとここぞという時の決定力、シャキリ選手はパンチ力のある左足、チェンバレン選手は強烈なミドルシュートなどそれぞれ途中出場でも打開できる「個人能力」があります。
対して南野選手は途中起用する理由は献身的な守備ぐらいで、攻撃においては短い時間で決定的な仕事が出来る「武器」に乏しく、途中出場での使いづらさがあります。
またクロップ監督も明言していますがセットプレー守備時の高さの無さも問題になっていました。
その為接戦が多く、交代選手に個人能力を求められたここ最近のリヴァプールで序列を落とすことになってしまい出場機会が激減してしまいました。
③新天地での役割
しかし新天地のサウサンプトンは決して「都落ち」では無く、更に南野選手を進化させるクラブになる可能性は十二分にあります。
まずサウサンプトンのハーゼンヒュットル監督は、ハイライン、ハイプレスをベースとする迎撃守備とラインディフェンスを使い分け、カウンターを狙うサッカーを行っています。また同サイド圧縮を頻繁に行い、一気に攻め込むシーンも良く見かけます。
過去にはRBライプツィヒを率いて昇格1年目に2位に押し上げる等「レッドブル」グループのサッカーに精通しており、同じグループのザルツブルグに在籍していた南野選手の適応もすんなりいけそうです。
恐らくサウサンプトンでは4-4-2のサイドハーフや2トップの一角として起用されることが予想され、南野選手の激しい守備と、ライン間でのボールテクニックを生かす機会が増えそうです。また前述した課題もリヴァプールのようにボールを持った攻撃をする機会がそもそも少ない為、目立ちにくいと思われます。
しかし今後を思えばポジショニングを磨く必要があり、買取オプションを付けない事に拘ったクロップ監督の期待に応え、成長する姿は見せないといけないでしょう。
移籍後初試合で衝撃的なゴールと素晴らしい活躍を見せ、現状怪我人が多発しているチームを救うような働きを期待したいです。
では
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