RBザルツブルグ所属の南野選手のリヴァプール移籍が浮上しています。クラブの方も公式で認めているようで実現性は大いにあると思います。
リヴァプールといえば、昨シーズンチャンピオンズリーグ優勝・現在プレミアリーグ首位を快走しているビッグクラブです。また世界最高峰の戦術・チームマネジメントに長けたユルゲン・クロップ監督に率いられたチームです。そんなチームに加入するなんてわくわくが止まらないでしょうね。ただ気になる点がいくつかあるので上げていきたいと思います。
・適応の難しさ
リヴァプールは欧州で今もっとも「早く」「強い」サッカーを行っているクラブだと思います。特に途切れることがない連動したプレス、切り替えが異常に早いカウンターは相手にとって脅威以外の何物でもありません。
しかし高い技術やフィジカルはもちろんのこと、運動量が多く高い献身性が必要で、切り替え時に最適なポジショニングをとることが出来る素早い判断力が求められています。なので新加入の選手はクロップ流戦術に適応するのに時間がすごくかかります。南野選手も例外ではなく、1年ぐらいは出場機会に恵まれない可能性は高いと思います。
・選手層の厚さ
今のリヴァプールにはフィルミーノという絶対的なレギュラーがいます。チーム内ではサラー、マネ以上に重要な選手だと思います。南野選手はフィルミーノの代役という位置付けだと思いますので、代役候補のオリギとの競争に打ち勝ちなおかつフィルミーノを脅かせる力を示す必要があります。ただサイドだとロングカウンター使用時での単純なスプリント能力が足りない気がしますのでやや不適正だと思います。
・クロップ監督の存在
ドルトムント時代香川選手の才能を引き出したクロップ監督の存在は大きいと思います。リヴァプールはクラブと監督が密に連携して選手の獲得を決定しているので移籍→即構想外ということはまずあり得ないと思いますので、全面的なサポートは約束されているでしょう。また選手の特性を最大限生かそうとする監督なので選手としてもうワンランク上がる可能性は高いでしょう。
総評
リヴァプール移籍は大いに賛同します。出場機会に恵まれない期間は長いと思いますが我慢してハードワークを続ければ必ずチャンスは訪れると思います。アンフィールドで赤のユニフォームを着て躍動する南野選手を是非見たいです。
では