チャンピオンズリーグから8人を交代、万全の状態でこの試合に臨んだセビージャと、同大会で大苦戦、リーガでも3戦勝ち無しのレアルマドリードの試合です。
ということで先日行われたセビージャvsレアル・マドリードの感想です。
両チームのスタメン
セビージャ
GK:ブヌ
DF:ヘスス・ナバス、クンデ、ヂエゴ・カルロス、アレイクス・ビダル
レアルマドリード
GK:クルトワ
DF:ルーカス・バスケス、ヴァラン、ナチョ、フェラン・メンディ
MF:モドリッチ、カゼミーロ、クロース
FW:ロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウス
セビージャ 0-1 レアル・マドリード
OG(後10)
①片方サイドの攻防
セビージャは怪我人続出の左サイドバックにアレイクス・ビダルを起用し4-1-4-1でサイドを崩す戦術を採用していました。一方マドリーは4-1-4-1でブロックを作りサイドバック裏を突くカウンターを採用していました。
試合は片方サイドの攻防が熱くなります。セビージャの右サイド、ナバスとオカンポス、ジョルダンの連携vsマドリーの左サイド、フェラン・メンディ、ナチョ+カゼミーロの守備は非常に見ごたえがありました。カウンター時ではヴィニシウスvsナバスも激しい主導権争いを繰り広げており攻守において偏りがありました。
ただ両チームとも逆サイドに問題があり、セビージャはビダルはボールが落ち着かず、ムニルとの連携もままならず、マドリーのバスケス、ロドリゴは共にサイドのスペースを潰し合っており上手く機能していませんでした。
両チーム共に決め手に欠け前半を終えます。
②サイド問題をいかに解決されられるか
サイド問題をいかに解決されられるか注目された後半ですが、正直上手くいったとは言えませんでした。ムニルの負傷交代で投入されたオリベルは中央に度々侵入、より右サイドの攻撃に固執した感があり、マドリーはそもそも何も変わらなかったです。そんな時機能していたマドリーの左サイドが躍動します。ワンタッチで繋ぐ美しい連携からヴィニシウスが押し込み先制します。(得点はOG)
先制を許したセビージャはグデリ、スソ、エン・ネシリと3枚替えを行い左サイドに修正を行います。更にイドリシを投入して攻勢に出ますが終ぞ得点は奪えずホームで痛い敗戦となりました。
③勝利することが優先
セビージャは終始ボールを保持しながらも、機能していた右サイドで攻めきれなかった&左が全く機能していなかったのが大きかったと思います。左サイドバックのビダルは明らかにフィットしていなかったのでかなり不安なところです。また復帰したブヌは終始不安定で不安を残す内容となりました。
一方のマドリーは左サイドとカゼミーロの出来が抜群でした。センターバックがズレた所をカゼミーロが上手くカバーをして、起点となるデ・ヨングをシャットアウト。不可欠な存在であると感じる素晴らしい守備でした。弱点の右サイドは解決しないままなのは非常に気になる所ですが、まずは勝利することが優先だったので週明けのチャンピオンズリーグにも拍が付きそうです。
では