きちのうすめ雑記

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マルティン・ウーデゴール~左足のキック精度と細かいタッチ~【特集】

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今回はレアルマドリード所属のマルティン・ウーデゴール選手について書いていきたいと思います。

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Getty Images

 

経歴

ウーデゴールは正に「神童」と呼ばれるキャリアを歩んでおり、僅か15歳でストレームスゴトセトでトップリーグ出場、ノルウェーリーグ史上最年少ゴール記録を作ると、その年にはこちらも史上最年少でノルウェーA代表に招集されます。

勿論欧州ビッグクラブが黙っているわけがなく多数のクラブから注目を浴びますが、16歳になって彼が選んだのはスペインの名門「レアル・マドリード」。トップチームの練習に帯同しながらカスティージャ(リザーブリーグ)の試合に出場するなど破格の条件でチームに加入します。

しかしそこで待っていたのは「トップチームの分厚い壁」でした。レアル・マドリードにはモドリッチ、クロース等の完成されたスーパースターが君臨、そしてチームはチャンピオンズリーグ連覇という状況下で10代の選手に出場機会が巡ってくるのは極めて難しく、2017年からヘーレンフェーンフィテッセとレンタル移籍を繰り返します。

そこで貴重な経験を積むと、ついにラ・リーガで花開くことになります。2019年のレアル・ソシエダ移籍です。ポゼッションスタイルを好み攻撃サッカーを展開するアルグアシル監督の元、ウーデゴール選手は水を得た魚の如く好プレーを連発、保有先のマドリーがレンタル期間短縮を申し出る程の活躍を見せます。

そして今シーズンは再びレアル・マドリードに復帰、10代の時に成しえなかったレギュラーを掴むために日々奮闘しています。

 

①左足のキック精度と細かいタッチ

ウーデゴール選手の特長は「左足のキック精度と細かいタッチ」です。左足のキック精度が高く、レンジも広いです。また判断力、視野共に広い為、タイミングよくボールをスペースに送り込むことが出来ます。そして時折見せるミドルは威力が高く、得点も期待出来ます。

またボール技術が高く、細かいタッチで相手を惑わせます。スピードは並みですがボールの置き方が上手い為、狭いスペースでもすり抜けることが出来ます。

中盤の深い所からのゲームメイクをしながらライン間に侵入するプレーを得意としておりトップ下やインサイドハーフでも機能します。ソシエダではスペースでの飛び込みを得意とするオヤルサバル、ポルトゥに幾度となくキラーパスを送り込んでいました。

 

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②ボールがない所でのポジショニング

反面「ボールがない所でのポジショニング」に課題があります。ボールに寄りすぎる傾向があり、いて欲しい所のスペースをぽっかり空けてしまうことがよくあります。特にマドリーは攻撃を選手の能力に依存しているため、オフザボールに欠ける彼の動きは特に目立ってしまっています。

また飛び出しのクオリティーも足りなく、目に見える得点力は持ち合わせていないです。オンザボールのスキルは素晴らしいので今後はオフザボールにより磨きをかける必要性はあるでしょう。

 

③まだまだ先輩たちには

前述したように明確な課題がある為、まだまだ先輩たちには追いついていない現状です。試合に出ていてもパスを突き返されたりなど、レクチャーを受けている部分も見受けられます。

しかし昨年ブレイクしたバルベルデもそういった経緯を踏んでいたので、マドリーの中盤に必要な儀式なのかもしれません。

近い将来バルベルデと共にマドリーの中盤を支えているかも知れません。勿論トップ下は久保選手ですけどね。

 

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オランダを経て再び表舞台に返り咲いたウーデゴール選手。今後の活躍に期待したいです。

 

では