今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン夏の移籍マーケット総括について書いていきたいと思います。
移籍マーケット終了時の感想と今後の戦い方について書いていきたいと思います。
主な加入選手(2020 10/5現在)
グルビッチ(←ロコモティヴァ・ザグレブ)
トレイラ(←アーセナル)
主な放出選手(2020 10/5現在)
アダン(→スポルティング)
アリアス(→レバークーゼン)
トーマス(→アーセナル)
モラタ(→ユベントス)
①中軸の流出
この夏最も恐れていたトーマスの移籍が確定してしまいました。年俸の折り合いが取れず契約交渉が破談するなど致し方ない部分はありますが、現場レベルでは痛手でしかなく中盤の再構築に迫られています。代わりに獲得したトレイラも個で守れる選手ではなく、シメオネ監督の緻密な守備戦術への適応も一定の時間が必要な為、しばらくの間は我慢の時間が続きそうです。
エレーラ、ジョレンテ、サウール、という現有戦力の奮起も期待したい所です。特にジョレンテは昨シーズンセカンドトップ起用でブレイクを果たし勢いに乗っている為、本職の中盤でのレギュラー確立を目指していきたい所です。
②ストライカーの確保
フェルナンド・トーレス、フォルラン、アグエロ、ファルカオ、ビジャ、グリーズマン、そしてジエゴ・コスタと優秀なストライカーを輩出し続けているアトレティコにまたもやスーパーな選手が訪れました。
ルイス・スアレス、バルセロナで公式戦198ゴールを挙げたストライカーですが今季はチームの構想外になり移籍先を模索していました。正直このクラスの選手を変動制とはいえ移籍金600万€で獲得できたのは破格で、非常に実りのある取引となりました。
問題視されている戦術面での適応、他ストライカーとの相性ですが、最近の試合を見ていても守備でもそつなくこなしていて適度な休息も貰っており問題はないかなと思います。また基本ラインブレイカーながら器用で万能型の選手なので、パートナーによってプレースタイルを変化させることで上手くやれると思います。
スアレス、ヂエゴ・コスタの2トップは恐怖でしかありません。
③ポルトガルの天才
今シーズンのキーマンは2年目のジョアン・フェリックスです。抜群のキック精度とトラップ技術を持つ「ポルドガルの天才」FWで未来が嘱望されている選手です。
しかし1年目はシメオネ戦術に戸惑い、ポジショニングに課題がある為、思ったような活躍が出来ませんでしたがスアレス、ジエゴ・コスタなど自分を生かしてくれそうなFWの存在は大きいと思います。一つきっかけを掴むと一気にスターダムに上れる選手なので期待したい所です。
では