きちのうすめ雑記

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2020~2021シーズン 前半戦振り返りと冬の移籍情報 アトレティコマドリード~異なるアプローチ~【サッカー】

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今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。

 

4回目は「アトレティコマドリード」です。

 

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①異なるアプローチ

個人的には攻撃サッカーへのアプローチは昨シーズン限りで、今シーズンは堅守速攻に完全に切り替えるものだと思っていました。決定力に優れたスアレスの獲得はその象徴であったと感じましたし、新たなアタッカーの獲得も無かったのが理由でした。

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しかしシメオネ監督は再びアタッキングフットボールを志しています。その少しでも前進しよう、挑戦しようとするメンタルには脱帽します。

シメオネ監督の狙いは「スアレスをいかに生かすか」に集約しています。システムを3-4-3にしてスアレスの脇にサポートする選手(フェリックスやジョレンテ)を配置し彼を出来るだけ孤立しないようにしてコンビネーションを図り、クロス精度や突破力に優れるウイングバックカラスコ、トリッピアー、ロディ)を配置しサイドアタック強化を図りました。

結果3トップ+ウイングバックでの5レーンが形成され、バランス良くスペースを使う攻撃を可能とし得点力アップに繋がったと思います。

 

②根本的な所は変わっていない

しかし自慢の堅守は健在で、所謂「シメオネ流」守備戦術がしっかり機能しています。特に3センターハーフの隙間が空いた時に、センターバックが潰しにかかる隙の無さはリーグ断トツの失点数の少なさ(12試合で僅か5)に表れています。現状流れの中で得点を奪えるチームは極少数でしょう。

懸念点だったスアレスも出来るだけ守備に参加しており、しっかりと機能していてシメオネ監督のマネジメント能力の高さを伺い知れます。

守護神オブラクのシュートストップも健在で、守備からの大崩れは考えにくいです。

 

③いかに突き詰められるか

現有戦力でも戦えると判断していると思っているのか、今冬の移籍は今の所具体的な選手は挙がっていません。

今後はいかに攻撃戦術を「継続」出来るかが勝負になってくるでしょう。そして攻撃時でも重要になってくるポジショナルプレーをいかに突き詰められるかが今後のシメオネ監督の進化も含めてカギになってくると思います。

選手ではやはりフェリックスがカギになってきます。右足の精度や技術は素晴らしいもののボールに寄って下がりすぎる部分が散見され、欲しい所に大きな穴をあけてしまうポジショニングに課題がある選手です。彼がより高い所で勝負出来る仕組みを作れればよりアトレティコの攻撃陣は強力なものになってくるでしょう。

 

再び攻撃サッカーに舵を切ったシメオネ監督。その結末はどこに向かうのでしょうか。

 

では