シメオネ監督の「進化」が見られたシーズンでした。
という事で今回は見事7シーズンぶり11回目の優勝を果たしたアトレティコマドリードについて書いていきたいと思います。
①絶対的な軸
シーズン前は期待と不安が入り混じりました。バルセロナからスアレスを半ばレンタルに近い形で獲得出来たものの、主軸であったトーマスはアーセナルに移籍し中々計算が立たないシーズンとなりました。
しかしシメオネ監督はスアレスの「個」の能力を存分に発揮させる3-4-2-1をシーズンの途中から採用。絶対的な軸となったスアレスはゴールを量産、それに呼応するようにチームも躍進します。
特にマルコス・ジョレンテは彼と抜群の連携を見せ決定的な仕事を連発し、エルモソは最も得意とされる3バックの一角としてビルドアップ能力を存分に発揮、そしてカラスコはウイングバック、セカンドストライカーとして稀有な突破力を生かすなど選手達の特性との合致もこの躍進を生んだと思われます。
②三つ巴の争い
しかしレバンテに1分1敗を喫すると(1-1)(0-2)風向きが変わります。その後8試合で僅か3勝(3分2敗)に終わると、バルセロナ、レアルマドリードが猛追をしたことで「10」あった勝ち点がみるみる内に縮まっていくと、スアレスの怪我もあり、リーグは三つ巴になっていきます。ただそこからは底力を見せ頂上決戦となったバルセロナ戦で引き分けると、37節のオサスナ戦ではスアレスが終了直後に決勝ゴールを挙げ劇的な勝利。勝ち点差2で迎えた最終節も逆転ゴールで勝利し見事優勝を果たすこととなりました。
チェルシーに完敗したチャンピオンズリーグはベスト16で終わるも、ここ何年か続いたリーガの2強時代に再び楔を打つ素晴らしい優勝となりました。
③ついにチャレンジが実る
「ボールを支配し、ライン間に送り込み組織的に相手守備陣を崩す。」これまで幾度となくチャレンジしながらも断念していたサッカーを成立させたシメオネ監督の手腕は脱帽としかいいようがありません。「見ることは出来ない」と断言してしまい本当に申し訳ないです。
またオブラク、サビッチを中心とした守備の硬さは変わらず強固で、アトレティコはリーガで最もバランスの取れたチームになったと思われます。
しかし来シーズンに向けては課題が見え隠れしています。まずはまたもや不完全燃焼に終わったフェリックスの処遇、そして精彩を欠いたサウール、トレイラ、コンドグビアのセンターハーフ陣の刷新が気になる所で、来シーズンに向けた動きも今後注目していきたいです。
只今は数々の試練を乗り越え優勝を勝ち取ったアトレティコをただただ祝福したいと思います。
では
アトレティコ・マドリード キャップ 帽子 ナイキ Nike レッド Heritage 86 Hat メンズ ラ・リーガ
|
【今だけ限定価格】#7 ジョアン・フェリックス アトレティコ・マドリード ユニフォーム ホーム 半袖 20/21 キッズ ジュニア 即発送対応
|