今回はアトレティコマドリード移籍が決まったルーカス・トレイラ選手について書いていきたいと思います。
①アグレッシブなスイッチャー
トレイラ選手はサンプドリアで頭角を現し、2018年にアーセナルに移籍しました。1年目は当時のエメリ監督に重用され、中心選手としてプレー。5試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるなど印象的な活躍をしました。
しかし2019-2020シーズンは怪我に苦しみ、怪我明け後もアルテタ監督のお眼鏡に叶わず出場機会が激減。移籍先を探す状況になりました。そんな中獲得を発表したのはアトレティコマドリード。アーセナルに移籍するトーマスと入れ替えになる形で移籍しました。
トレイラ選手のプレースタイルは「アグレッシブなスイッチャー」と言えます。
非常にアグレッシブにボールを奪いに行きフィールドを駆けまわり、ボールを奪う技術も高いです。特に相手の死角から奪う能力は素晴らしく、相手からすると非常に嫌らしい選手です。また奪った後に素早く味方に預ける判断力も高く、攻守の切り替えを行う「スイッチャー」として機能する選手です。またパスレンジも広く、快速FWが揃うアーセナルにとって彼のロングフィードは大きな武器になっていました。
②数字に表れない貢献度
また組織的な守備をする際には味方へのカバーや空いたスペースを埋める動きが秀逸な為、トレイラ選手の気の利いた動きは非常にチームの力になります。「数字に表れない貢献度」が期待出来る選手です。
反面高さには難があり起点にされやすい部分があります。またビルドアップ能力は平凡で3センターのインサイドハーフが最も適しており、2ボランチで使う際にはボールを落ち着かせられる司令塔の存在が不可欠です。
③恐ろしきウルグアイコンビ結成
今回のアトレティコ移籍で凄いメンバーが揃いました。ヒメネス、スアレス、トレイラのウルグアイコンビです。闘争心溢れるシメオネ監督との相性はバッチリで他チームは戦々恐々としていることでしょう。
また代表で一緒にプレーしている&同じ環境、言語を話せることは大きくトレイラ選手にとって非常にプレーしやすい環境にあると思います。
トーマス選手とはプレースタイルが大きく違う為、戦術の修正は必要であると思いますが活躍出来る要因は多いと思います。
スペインの地で再び暴れまわることはできるのか。注目していきたいです。
では