きちのうすめ雑記

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エルネスト・バルベルデ~同情の余地あり~【サッカー】

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バルセロナバルベルデ監督が解任されてしまいました。今まで幾度となく囁かれていましたが現実となってしまいました。今回はこの解任劇について書いていきたいと思います。

 

インパクトのある敗北

今回の解任はスーペルコパ・デ・エスパーニャアトレティコマドリード戦の敗退後に起こりました。この敗北が去就を決めてしまったとは思いますが過去にもチャンピオンズリーグのローマ戦、リヴァプール戦での2ndレグのインパクトのある敗戦が引き金になってしまった部分はあると思います。「勝負弱い」と評価されても仕方がありません。

 

②的確な「修正力」

まずバルベルデ監督の特徴としては「修正力」の高さであると思います。試合中にも些細な綻びを見出しそれを改善し強味に変えることができ、後半で戦局を大きく変える試合が少なくありません。また補強&戦略面でも構造的に守備が破綻しかけていたチームにパウリーニョビダルの登用で強度を上げ、ボールキープ力、プレス耐性が強いフレンキー・デ・ヨングの獲得でボールの支配率を高める試みも徐々に浸透してきました。「バルサらしい」攻撃サッカーを追求し続けていたのもプラスでコミュニケーション能力も高く選手からの信頼も高かったようです。

 

③「決断力」の弱さ

しかし肝心な所での「決断力」の弱さが勝負弱さに結びついてしまった感じが強いです。まず主力を休ませられなかったことで疲労がたまりチャンピオンズリーグのローマ戦での大敗にダイレクトに響きました。またメッシ、スアレスが守らない構造でアウェーのリヴァプールに臨んだことで守備が決壊し歴史的な大敗に繋がりました。要所要所での決断のミスが目立ってしまったことが前述の「勝負弱さ」に繋がってしまったことは悔やまれる所です。

 

総評

今回は同情の余地のある解任劇でありました。CLもベスト16に残っていることですし監督自身もより良いサッカーを見せる土台は作れていたと思います。新監督は前ベティス監督のセティエン監督です。クライフ信奉者らしい攻撃的なサッカーを目指す監督です。個人的にはホアキンの新境地を開拓した監督だと認識していますがビッグクラブは初采配です。途中就任で難しいと思いますがどのような采配を見せてくれるか楽しみです。

 

では