きちのうすめ雑記

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バルセロナの決断~クーマン監督就任でもたらされるもの~【サッカー】

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今回はバルセロナクーマン監督就任について書いていきたいと思います。

 

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Getty Images

①ドリームチームのメンバー

ロナルド・クーマン監督はかつてヨハン・クライフさんが作りあげた「ドリームチーム」の一員で、リーグ4連覇&クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(当時はカップ)に大きく貢献しました。

PSVでもチャンピオンズカップを獲得、オランダ代表でも88年のEUROでの優勝に貢献するなどレジェンドとも言える選手で今回のバルセロナの監督就任はかつての英雄の帰還として報じられました。

 

②ベテラン選手との衝突

しかしクーマン監督就任には不安要素があります。2001年から指揮したアヤックスではイブラヒモビッチファン・デル・ファールト、キブなど国内外のヤングタレントが躍動しチャンピオンズリークではベスト8進出を果たし高い評価を得る等飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

しかし2007年バレンシアの監督を務めた際に評価は急変します。アングロ、カニサレスアルベルダのベテラン3選手を戦力外にし、チームの改革を目指すも破綻、解任させることとなります。さらにこの就任はバルセロナ監督就任を睨んだもので、挫折に追い込んだバレンシアの批判をするなど、人間性にも疑問符が浮かぶ言動を繰り返し大きく株を落とします。

その後サウサンプトンでチームを中位に定着させ内容のあるサッカーを展開したことで評価が再び上がるものの、続くエバートンではルカク放出の恨み節を並べるなど責任転嫁を繰り返し再び解任の憂き目に。その後オランダ代表に就任、18年W杯出場権を逃したチームの再建に乗り出していました。

バレンシア時代に熱望、オランダ代表監督を途中辞任するほどバルセロナ監督に憧れを持つクーマン監督の熱意は本物だと思います。しかし人間性に疑問符があり、特にベテラン選手との衝突が多いのは気になる所です。特にバレンシア時代での失態は周知されておりスペインでの評価もイマイチです。

 

③明るい未来は、、、。

クーマン監督は厳格な規律も課し、非常に大胆にチームを変える監督です。その為サイクル末期に陥ったチームを立て直すという意味ではバルセロナにとっては適任かも知れません。しかし反面主力選手の大量流出は覚悟しなくてはならないと思います。

スアレスブスケッツジョルディ・アルバなどの高年俸選手が「非売品」では無くなり、場合によってはピケ、メッシ放出もあり得ます。

しかしこれが前向きな改革であったら希望は持てますが

・戦力としてではなく資金捻出としての放出

・反会長派の勢力の排除

・かつてのスターを呼ぶことによる首脳陣の支持率回復

を感じてしまうことにきな臭さを感じます。バルトロメオ会長の今までの行動・言動を考えるとあり得ることなので余計に心配になります。

 

「劇薬」をなり得るクーマン監督の就任。崩壊するのか見事に立ち直るのか注目していきたいです。個人的には今のフロント陣ではあまり明るい未来は描きにくいですが。

 

では