チャンピオンズリーグ決勝はいつ見ても感動します。
てなことで今回はチャンピオンズリーグ決勝バイエルンvsパリSGについて書いていきたいと思います。
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両チームのスタメン
GK:ノイアー
DF:キミッヒ、ボアテング、アラバ、アルフォンソ・デイビス
MF:ニャブリ、チアゴ、ミュラー、ゴレツカ、コマン
FW:レバンドフスキ
GK:ナバス
DF:ケーラー、チアゴ・シウバ、キンペンべ、ベルナト
MF:エレーラ、マルキーニョス、パレデス
コマン(後14)
①守護神
バイエルンはこれまでの戦いと変わらず、ラインごとのプレスの使い分けを行う戦術を行います。スタメンはペリシッチの代わりにコマンを採用してきました。
一方パリはナバスが間に合った以外は前回のライプツィヒ戦と同じ選手を起用。予想通りカウンターでサイドバックの裏を狙う戦術を取ってきました。
前半開始直後はバイエルンのハイプレスがハマりパリがピンチを招くシーンが多かったですが徐々に持ち直し、好調ネイマールを中心としたカウンターでゴールに襲い掛かります。しかしそこに立ちふさがったのは守護神ノイアー、悉くピンチを防ぎます。
一方バイエルンは左サイドを起点に攻撃を組み立てます。パスの連携が上手くいかないコマンとデイビスでしたが、それじゃあ単独突破で行きますってことでガンガン1対1を仕掛けていきます。そこで苦しかったのは右サイドバックのケーラー。コマンに悉く突破を許してしまいますが、アンカーのマルキーニョスを含めたDF陣でボールをはじいていきます。両チームの強度も素晴らしく目が離せない前半でした。
②6度目の優勝
後半パリはサイドの守備を強くすべく4-5-1のブロックで守っていきます。バイエルンがこの守備網をどうかいくぐっていくのかが注目されましたが、それは突然訪れました。内にポジショニングしたキミッヒのクロスからコマンが待望の先制点。奥行きを生かした素晴らしい攻撃でした。
先制を許したパリですがヴェラッティ、ドラグスラー、チュポ=モティングなど攻撃的なタレントを次々投入し攻勢に出ますが逆にライン間の間延びが起こり前線に上手くパスが行きわたりません。それでもエンバぺ、ネイマール中心にチャンスを作りますが決めきれずタイムアップ。バイエルンの6度目の優勝が決まりました。
③試合を「制圧」
2020年の公式試合全勝、国内リーグ、カップ戦と合わせての3冠を達成し、しかもチャンピオンズリーグは史上初の全勝優勝とバイエルンは正に「最強」にふさわしい強さを発揮しました。その立役者はやはりフリック監督であることは間違いありません。途中就任にも関わらずたちまちチームを掌握、全てのタイトルを獲ってしまうチームを作るとは誰も想像出来なかったと思います。内容もスペクタクル溢れる攻撃サッカーで試合を「制圧」、優勝にふさわしいチームだったと思います。
一方のパリも最善を尽くしたと思います。特にネイマールの鬼気迫る守備は今まで見たことのないものでこのタイトルへの意気込みを感じました。トゥヘル監督の指導により「脆さのあるスター軍団」から「真の戦える集団」に変わった感じがします。
もはやヨーロッパでは勝てないチームではなく、来シーズンも期待出来る内容がありました。
バイエルン、優勝おめでとうございます。
では