ついに中断していた欧州リーグが再開します。その中で注目チームを主要リーグから取り上げていきたいと思います。
今回はスペイン「ラ・リーガ」のレアルマドリードです。
中断前までの成績
27試合 16勝 8分 3敗 勝ち点56 49得点 19失点 2位
①飽和状態の前線
レアルマドリードは今シーズン初め選手の放出が上手くいかず、前線が飽和状態に陥っていました。一例をあげると補強の目玉であるアザール、レギュラーを掴みかけていたアセンシオが長期離脱するなどトラブルがあったものの、マリアーノがほとんど出場機会を得られない程の状態に陥っておりました。
反面カゼミーロのバックアップメンバーを用意出来ず、新規気鋭のバルベルデ、クロース、モドリッチを試すもののタイプが全く違い機能させることが出来ませんでした。
今シーズンのレアルがこの位置にいるのはカゼミーロの力が大きかったと思います。
②手堅いサッカー
今シーズンのレアルの戦い方はやや重心を後ろに置いた手堅いサッカーです。特に攻守のバランスの取り方は絶妙で、選手それぞれが高い戦術理解力が高く臨機応変に対応できるため非常に安定した戦いを行うことが出来ていました。アトレティコを抑えてのリーグ最少失点がそれを物語っています。
反面個々への依存が高まり主力が一人抜けるだけで機能性が著しく下がる傾向にあります。特にベンゼマ、カゼミーロ、セルヒオ・ラモスへの依存度は非常に高く、彼らが抜けた試合のパフォーマンスをどこまで安定させるかが勝負所であると思います。
またペナルティエリア内で勝負する選手が少なく、ベンゼマ一人になっているのが頻繁に見受けられます。しかしきっちり点を取り切る強さを持っているのが脅威的ではあります。
③控え選手の活用法
ハメス・ロドリゲス、マリアーノ・ディアス、ルカ・ヨビッチなど各国を代表する選手が控え選手にいます。しかし現状彼らを使いこなす術はチームにはありません。
個人的にはハメスは典型的なトップ下で左足一本の局地的なプレーで勝負する選手、マリアーノはオフザボールに優れるアグレッシブなアタッカー、ヨビッチは1トップの周りを衛星的に動くストライカーという認識がありますが、インパクトプレーヤーとして最も可能性があるのが最も出場時間が少ないマリアーノだというのが面白い所です。
いかに控え選手を有効に活用できるかが今後の課題となってくるでしょう。
では
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