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佐々木朗希投手のメジャー移籍容認~放置するとNPBはMLBの安価の「育成機関」に~【プロ野球】

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今回は佐々木朗希投手のメジャー移籍容認について書いていきます。

出典:スポニチ sponichi annex

①根負けして容認した印象

WBCでも活躍し2022年には完全試合を達成。最速165㎞(平均でも158km)のストレートを武器に日本プロ野球に衝撃を与えた、「令和の怪物」佐々木朗希投手(ロッテ)のポスティングシステムでのメジャー移籍を球団が容認したことが発表されました。

佐々木投手は昨シーズンもメジャー移籍を望んでいたものの、最終的には球団は容認せず残留。今シーズンは戦線離脱もあったものの自身初の二桁勝利を達成し、ファンとしてはさあこれからとという時のポスティング容認の一報。

昨年の移籍志願もあり、球団が根負けして容認した印象があります。

 

②契約での見直しが必要に

正直佐々木投手本人には余り関心はありませんが、今後問題視されるであろうのはポスティングシステムを容認したロッテマリーンズ選択

MLBには「25歳ルール」という25歳未満かプロ6年未満の海外選手とはマイナー契約しか結ぶことが出来ない制度が定められており、2018年には選手年俸総額によって譲渡金が連動する方式に変更されています。(大谷選手の場合2017年だったので2000万$を日本ハムは受け取っています。)

kichitan.hatenablog.com

 

その為現在23歳の佐々木投手の移籍にかかる譲渡金は最大でも175万$相当(約2億6600万円)で、球団にもたらす利益は彼の価値を考えれば非常に少ないものに。(恐らく2年後には10倍以上に跳ね上がってもおかしくはありません。)

またこのような形式をロッテ球団側が受け入れてしまったことから、今後25歳以下でもメジャーに行きたい若手有望株の選手が、「ロッテは移籍を認めたのに」と強行を許す悪しき前例を作ってしまう事になりました。

 

③放置するとNPBMLBの安価の「育成機関」に

そんな中動かないといけないのは球団では無くNPB

今回の事もあり、特大の才能が少額の譲渡金で引き抜かれてしまう例が増えてくるのは日本野球の発展に大きく影響し(特に譲渡金は球団にとっては経営的には致命的になってきます。)、今後は選手がメジャー移籍を視野に入れている場合、最低25歳までは在籍する契約を盛り込む必要性があるでしょう。

正直それによって有望な高校生がNPBを介さず直接渡米する場合があるものの、その例は少なく(言語や経済的理由が考えられます。)、現状急務ではないもの。

このまま放置するとNPBMLBの安価の「育成機関」になり兼ねないので、今後しっかり議論する事が必要になってくるでしょう。

 

選手がメジャーに憧れるのは当然のことで、金銭面の部分でも太刀打ちは出来ない為流出は致し方ないと思います。しかしニーズが高く良質な才能をしっかり高額で「売り切る」システムを作ることが今後のNPBの仕事であり、これを各球団に求めるのも限界はあるのは明白。今回の事例を通して選手、球団共にある程度満足出来るしっかりとした制度を作ることが出来るのか、今後に注目です。

 

では

 

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