今回は見事2シーズンぶり34回目の優勝を果たしたバイエルンについて、その要因について書いていきます。
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リーグ 勝ち点79 24勝 7分 2敗 95得点 32失点 優勝(33節終了時)
カップ戦 ベスト16
チャンピオンズリーグ ベスト8
基本フォーメーション
①覇権奪取の為に精力的な補強を敢行も
昨シーズン、「奇跡のチーム」レバークーゼンに優勝を果たされ連覇を11で止めたバイエルンは覇権奪取の為に精力的な補強を敢行。昨夏の注目銘柄であったオリーセや兼ねてから狙っていたパリーニャに加え、シュツットガルトで躍進していた伊藤洋輝を獲得。しかしデ・リフト、マズラウィをマンチェスターユナイテッドに放出、魅力的なサッカーを展開しながらも前のシーズンバーンリーを降格させてしまい実績に乏しいコンパニ新監督の招聘など不安要素もあり、レバークーゼンが変わらず充実ぶりを披露していた事から苦戦が予想されました。
②弱点を「隠す」ビルドアップの整理
しかし開幕から4連勝を果たしスタートダッシュを決めると、やや足踏みしていたレバークーゼンを置き去り3節から首位を快走。レバークーゼンとの直接対決は引き分けに終わりフランクフルト戦も最後に追いつかれるも、その後は5連勝を記録する等安定した戦いを続け首位を維持します。
その大きな要因はビルドアップの整理で、コンパニ監督はゲレイロの偽サイドバックや3バック化を使い両センターバックが苦手なビルドアップをフォロー。出来るだけ弱点を「隠す」方法でボールを前に進めることに成功しました。
またオリーセが新たに加わった攻撃陣は変わらない破壊力を発揮。ここまで24得点を挙げ得点王が濃厚なケインを含め、サネ、オリーセ、ムシアラが共に二桁得点を記録。また大きく改善したのは失点で、特にキミッヒは強度の高いプレスで良質なフィルターに。怪我人続出で安定感に欠く守備陣を手前でしっかりフォローしていました。
そして32節終了時点で王座奪還が決定。長年タイトルに見放されていたケインは初のメジャータイトル獲得を果たし勝利の美酒に酔いました。
③ディフェンス陣を統率できるセンターバックの獲得が必須
しかしチャンピオンズリーグではアストンビラの術中に嵌り、バルセロナには大敗。準々決勝ではインテルに4点を許し敗れる等、まだまだ組織の練度、そしてコンパニ監督が目指すサッカーに適応出来る選手の質には不安点はあります。
特にセンターバックはディフェンスリーダーが不在で、キム・ミンジェやウパメカノは対人は強いものの裏を突かれ続けピンチを作ることに。ハイラインの維持の為にはまずはディフェンス陣を統率できるセンターバックの獲得が必須となりそうです。
また去就が不明なサネ、ニャブリ、コマン、そして退団を決めたミュラーの後釜の確保も必要に。ドイツの若き「至宝」であるヴィルツが叶えばベストと言えますが、枚数も必要な為、夏は多くの駆け引きが繰り広げられそうです。
王者奪還を果たしたバイエルン。次は欧州の舞台でいかに結果を残せるのか、夏の動きに注目です。
では
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