今回はマンチェスターユナイテッド移籍が決定したジョシュア・ザークツィー選手について書いていきたいと思います。
経歴
ザークツィー(ジルクゼー)選手はADO、フェイエノールトのユースを経て2018年にバイエルンのユースに加入。2019年にチャンピオンズリーグでトップチームデビューを果たすと、後に初出場したリーグ戦ではファーストタッチで決勝点を決める鮮烈デビューを果たします。
しかし初年度4得点を記録するもその後は出番に恵まれず、パルマ、アンデルレヒトにローン移籍を繰り返し、ベルギーでは16ゴールを記録。翌2022年にボローニャに完全移籍する事になります。
イタリア初年度では目立った活躍は出来なかったものの、転機となったのは昨シーズン。2年目を迎えたモッタ監督の下チームが躍進すると、ザークツィー選手もその才能を開花させリーグ戦11ゴールをマーク。チームのチャンピオンズリーグ出場権獲得の原動力になると、一躍国内外で注目される存在に。
当初はモッタ監督と共にユベントス移籍、古巣バイエルンへの加入が有力視されましたが、7月14日にマンチェスターユナイテッドが移籍金4250万€で吊り上げ赤い悪魔の一員に。名門復活の切り札として期待されています。
①柔軟な技術を生かした多彩なフィニッシュワーク
ザークツィー選手の特長は「柔軟な技術を生かした多彩なフィニッシュワーク」です。193㎝の長身にもかかわらず非常に柔軟な技術を持っており、柔らかいタッチでボールを自在に操ることが出来ます。またその体格を生かしたポストワークも光るものがあり、相手を背負う事を苦にはしないタイプです。
また積極的にオフザボールも行うので、飛び出しからのワンタッチゴールも得意でフィジカルと技術を生かした豪快なシュートも魅力的。現代サッカーに求められている、一人でフィニッシュまで持っていける「完結力」を持ち併せたストライカーであると言えます。
守備面でも強度の高いプレスをかけ続ける事が出来、計算出来る存在です。
②オフザボールの質
反面明らかにオフサイドなのに飛び出してしまったり、不必要に受けに行ったり、効果的でないポジション取りを取る等、オフザボールの量は多いものの質には課題を残しています。
特に味方のパスやクロスに合わせるタイミングがずれる場面も目立ち、所謂共有力に課題がある状態。ここはクラブのレジェンドで、そのオフザボールの巧みさでゴールを量産した同胞でもあるファン・ニステルローイコーチに鍛えて貰いましょう。
③共存と定着
チームではセンターフォワードとセカンドトップ(4-2-3-1のトップ下)でプレーすることが予想されますが、気になるのがホイルンドとの関係性。どちらも長身でフィジカルや推進力に定評があるストライカーですが、ザークツィー選手はより「動」の傾向がある選手。正直両者とも粗削りで課題はあるものの、嵌ればとんでもない爆発力を秘めているだけに(インテルのラウタロ・マルティネス&ルカク並みのコンビになる可能性はあります。)上手くプレーエリアを分けて共存して欲しい所です。
開幕戦のフルハム戦でいきなりテクニカルな決勝点を挙げ鮮烈なデビューを果たしたザークツィー選手。今後の活躍が楽しみです。
では
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