神の十賢者⑤～ガブリエル～【スターオーシャン】

※ネタバレ有り

今回は「スターオーシャンセカンドストーリー」のキャラ「ガブリエル」について書いていきます。

①バグだらけの欠陥品

「神の十賢者」のリーダー格でランティス博士によって最後に作られた最終破壊兵器。赤髪の研究者のような姿をしており冷静で落ち着いた雰囲気のある人物ですが、言葉の節々に狂気がにじみ出ており、宇宙を破壊する野望を持っています。

ルシフェル曰く「バグだらけの欠陥品」であり、十賢者の中でも最も高い戦闘能力を持持つものの、その一方で精神構造に不明瞭な部分が多く、本来のガブリエルの人格に加えて開発したランティス博士とその娘フィリアの思考ルーチンが混在している多重人格者です。

「デリ…デ、デリ、デリート！」

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②世界に恨みを抱き、狂気に操られる傀儡に

過去に長い支配体制に対して反乱が頻発した際にネーデを守る為に開発された十賢者ですが、開発の途上で反乱軍のテロで一人娘のフィリアを亡くし、さらにネーデ軍が娘の死を隠蔽して計画を優先させていたことを知ったランティス博士は世界に恨みを抱き、最終調整段階に入っていたガブリエルに自分と娘の思考ルーチンを組み込み自害することに。

最終的にフィーナル最上階で主人公達に倒される運命にあるものの、自身の暴走を止めてくれたクロードらに感謝の言葉を述べていたことからガブリエル自身の本心で無かったことが判ります。（ランティス博士の意思によるものだったようです。）

「よくこの私を止めてくれた。まだこの灯を消す必要はない。」

ただあるイベントを起こすとフィリアの意思が消滅し、狂気に操られる傀儡になってしまいます。

「貴様らが‥‥貴様らがいたから、フィリアがこの私に逆らったのだ。貴様らさえいなければ‥‥。」

③RPG史上最強クラスのボス

戦闘では「ノア」「ロックレイン」「エクスプロード」「サザンクロス」と四属性最強の紋章術に加え、自身を中心とした無属性の範囲攻撃「ディバインウェーブ」でを移動しながら唱え、さらにHPを減らすと「タイムオブトゥルース」でフィリアを召喚すると、無属性全体呪紋「神曲」を唱えてくるようになりパーティーを壊滅に追い込みます。

その上「真」になると移動速度がさらに上がり、「スターライト」等で足止めしないとまともにダメージを与えられない状態に。加えて防御面も強化されている為最高レベルまで火力を強化しないとダメージが通りません。

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その理不尽とも言える強さから無印では「RPG史上最強クラスのボス」として認識されており、多くのプレーヤーを苦しませることに。また前述したイベントも手軽に行えてしまう為、エンディングすら見れないプレイヤーも多く発生しました。（Rでは修正されガブリエルを倒さない限りは「真」に挑めない仕様となっています。）

流石に強すぎたのかRでは高速移動しながらの詠唱が無くなりかなり戦いやすくなることに。それでもレイドエネミーのガブリエルはリーダーエネミー効果「ブラッディ装備封印」があり、救済措置だったシステムが使えない事態に。正直ブラッディ装備に頼り切ったプレイヤーの方は一から戦い方の再考を迫られるでしょう。

ただ属性耐性も機能するので「真」と同様の戦い方でOK。ただいずれの攻撃（特に神曲とディバインウェーブ）も致命傷になり得る為、仲間全員のGUTSが50%上がる「ビクトリアカード」を使い、レナを操作して常に回復呪文を唱えることを推奨します。

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手に入るアサルトアクション「神曲」はダメージ、ブレイク値も最強クラス。しかし使える場が限られている為（＝戦う相手がいない）、イセリアクイーン周回などやり込み要素で使っていきましょう。

ランティス博士により運命を振り回された感があるガブリエル。彼が本来の役割で生み出されていたらどのような運命を辿っていたのか、興味深い所です。

では