今回はトッテナム所属のグリエルモ・ヴィカーリオ選手について書いていきたいと思います。
経歴
ヴィカーリオ選手は2013年にウディネーゼのユースチームに加入するも出場機会に恵まれず、2014年にセリエDのフォンタナフレッダ、翌シーズンに当時セリエDまで降格していたヴェネツィアに移籍。
初年度はレギュラーとしてプレーしていたものの、2年目3年目はレギュラーを譲ることに。それでも2018-2019シーズンにはレギュラーとしてプレーし翌シーズンにセリエAのカリアリにステップアップする事になります。
しかし移籍直後にペルージャにレンタル移籍する事になると、帰還後もセカンドゴールキーパーに甘んじることになります。
それでも2021年にセリエAに昇格したエンポリにレンタル移籍すると、正守護神として圧倒的な存在感を発揮し、2021-2022シーズンにはシーズンのセリエA最多の152回のセーブを記録してチームの残留に大きく貢献。更に翌シーズンも素晴らしいパフォーマンスを見せ2年連続の残留に大きく貢献します。
すると2023年にパフォーマンスを落としていたロリスの後釜としてイングランドのトッテナムに移籍。当初は無名の存在だったものの、圧巻のパフォーマンスを見せリーグっ戦全試合にフル出場。ポステコグルー監督に率いられ息を吹き返したチームの象徴となっています。
①圧巻のセービング能力と確かな準備力
ヴィカーリオ選手の特長は「圧巻のセービング能力と確かな準備力」です。
驚異の反射神経をしており、至近距離のシュートや1対1にも強く、圧巻のセービング能力を誇っています。
また確かな準備力も持ち併せており、プレーの安定感も抜群。さらに飛び出しのタイミングも的確で、チームのハイライン戦術を支えています。
そしてコーチングにも優れており、今シーズンは一時期本職のセンターバック&ディフェンスリーダー不在の中、後方からサポート。自身も素晴らしいセーブを見せ、決して質が高いとは言えなかった守備陣を纏め上げています。
正に「最後の砦」。彼のお陰で拾った勝ち点は一つや二つではないでしょう。
②パントキックの精度
守備においてはもはやワールドクラスとも言えるヴィカーリオ選手ですが、ビルドアップ面ではショートパスの精度は高いものの、パントキックの精度は課題があり、飛距離は出せるものの攻撃の起点にはなり得ていません。
現状トッテナムにはソン、リシャルリソン等快足アタッカーが揃っている為、今後ロングキックに磨きをかけていくと攻撃面でも大きな貢献が見込めます。
③今や正守護神に添えるべきとの声も
またイタリア代表でも代表デビューこそまだであるものの招集はされており、ユーロ2024選出も現実的と言えます。
それでも試合出場となるとドンナルンマ、メレト、カルネセッキ、プロヴィデルとライバルは多いものの、現正守護神であるドンナルンマはクラブでのパフォーマンスにばらつきがあり、第2GKであるメレトはクラブの不調に巻き込まれている状況。
現状プレミアリーグ最大の発見と評されているヴィカーリオ選手を正守護神に添えるべきとの声もあり、連携に大きな差を残しているものの、今後大舞台のゴールマウスを守る彼の姿を見ることが出来るかも知れません。
地道にキャリアを積み上げ今や世界屈指のシュートストッパーと評されているヴィカーリオ選手。今後の活躍楽しみです。
では
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