今回はサークル・ブルッヘ移籍が決定した上田綺世選手について書いていきたいと思います。
経歴
上田選手は中学時代に鹿島アントラーズアカデミーに所属するものの、体格が未熟だったことからユースには昇格できず鹿島学園高校に進学。その後は法政大学に進学しエースとして全日本大学サッカー選手権大会の優勝に貢献。
その後、争奪戦の末に鹿島アントラーズ入団が決定し、3年目からはレギュラーに定着。リーグ戦のゴール数も4→10→14と順調に伸ばし、今シーズンは鈴木優磨との2トップで前半戦だけで10ゴールをマークします。
そして欧州夏の移籍市場が始まった際にサークル・ブルッヘ(ベルギー)の移籍が決定。2022年カタールW杯に出場する日本代表定着を目指し、新たな挑戦をすることを決断しました。
①動き出しの質の高さとスペースメイク
上田選手の特長は動き出しの質の高さとフィニッシュパターンの豊富さです。
オフザボールに秀でており、対峙するセンターバックの背後のスペースを突く動きやDFラインの裏を突く動きは非常に質が高いと言えます。またスペークメイクにも秀でており、2トップでは相棒、そして1トップでは2列目の飛び出しを生かす動き出しで攻撃を活性化させます。
特に互いに良さを生かせるセカンドトップタイプの鈴木優磨との相性は抜群で、二人でチームの総得点の半分以上を稼いでいました。
また守備も献身的で、コースを切るカバーシャドウ等連動した守備も行うことが出来ます。
②フィジカル面の向上も
またこれまで大きな課題面であったフィジカル面も向上しており、ポストプレーやそして身体能力を生かした豪快なフィニッシュ等当たり負けしない程のフィジカル能力を持ち合わせてきています。
ただあくまでフィジカル面の向上は保険になったに過ぎず、最も彼が活きるのはセカンドトップタイプを起用した2トップ(トップ下+1トップ)であることは間違いないと思います。
その為日本代表ではポストプレーを行う3トップの真ん中では無く、大迫、浅野との2トップや南野をトップ下に配置し、味方を生かし自身も生かす布陣が最も適材適所であると言えます。
③求められるのは目に見えた結果
そんな中での新天地ですがサークル・ブルッヘは昨シーズンベルギーリーグ10位の中堅クラブで布陣は主に1トップを使用。昨年チーム得点王であったマトンドがシャルケに移籍しており、得点力不足解消の為に上田選手は獲得されたと言えます。
また若い選手が非常に多く勢いに乗れば面白いチームですが、攻撃戦術は確立されておらず前線からの守備もやや軽い個に頼るサッカーを行っており、圧倒的な個を持つわけでは無くパートナーも選びがちな上田選手には理想的な環境であるとは言えません。
しかし海外でプレーする際の強さを身に付け、ゴール量産となればアピールとしては打ってつけの場になるので、求められる目に見えた結果(ゴール)を量産し、今後のキャリアに繋げていきたい所です。
23歳と欧州に渡るサッカー選手としては決して若手とは言えない中、挑戦することを選択した上田選手。環境的にも逆境の中、予想を上回る結果を残してくれることを期待しています。
では
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