年明け以降リーグ戦で7勝1分とギアを上げてきたシティと、再び故障者続出で前節痛恨の敗北を喫したユナイテッド。しかしここはダービー戦、否応なしにテンションが上がる中どのような戦いぶりを見せられるか注目です。
ということで先日行われたプレミアリーグ27節、マンチェスターシティvsマンチェスターユナイテッドの感想です。
ハイライトはコチラ↓↓
両チームのスタメン＆結果
前半
シティはストーンズを偽センターバックに起用した守備4-4-1-1の3-2-4-1、対するユナイテッドはブルーノを0トップ的に起用した守備4-4-1-1の4-2-3-1を採用していました。
試合はシティが圧倒的にボールを保持しチャンスを作っていきますが、ユナイテッドはオナナのパントキックに抜け出したブルーノが粘りながら後方に落とすと、ラッシュフォードが目の覚めるようなスーパーミドルをゴールに突き刺しユナイテッドが先制します。
追いつきたいシティは攻勢を強めますが絶好調フォーデン、ロドリのシュートは悉くオナナのセーブに阻まれ得点には至らず、さらにハーランドが前半終了前に決定的なチャンスを迎えるも合わせたシュートはバーを越える等同点にはならず、そのまま前半を終えます。
後半
後半もシティが攻勢に出るも守護神オナナが当たっており、徐々に得点の気配が薄れていきます。
しかしその状況を打開したのはフォーデン。ボックス付近でロドリからボールを受けると、カットインして左足を一閃。強烈なシュートがゴールに突き刺さり遂に同点に追いつきます。
追いついたシティはフリアン・アルバレスを投入しベルナルド・シウバをウイングに回し更に重心を上げるも、ユナイテッドは1発を持つラッシュフォードを交代。アントニーを投入するも得点の匂いを完全に消す事となってしまいます。
するとベルナルド・シウバとのワンツーで抜け出したフォーデンが左足を振り抜き逆転弾を放つと、アディショナルタイムにはビルドアップのミスを突き前線でボールを奪い最後はハーランドがオナナとの1対1を制し勝負あり。
シティが逆転勝利を果たし、首位リヴァプールとの勝ち点差1を維持しました。
総評
シティはスーパーゴールを許したものの、落ち着いて試合を支配し見事に逆転勝利。後半で相手が自滅したのもありましたが、それでも王者の戦い方を行っていたのは間違いなく、今後も揺らぎないものとなりそうです。
特にフォーデンはチームが停滞する中の同点＆逆転ゴール。正に千両役者ぶりを見せており、彼の本格ブレイクは今シーズンのカギとなってきそうです。
対するユナイテッドは後半に3失点を喫し逆転負け。力の差を再び見せられることになりましたが疑問符が付くのはやはりその戦いぶり。前半は繋ぐ素振りはありながらも思い切ってロングボールで飛ばす方法を選択していたものの、後半は色気が出たのか繋ぐことに執着。個に依存するビルドアップを行うチームが練度の高いプレスを受けるとどうなるかは一目瞭然で、ボールロストを繰り返し失点にも直結。
またそんな中で得点を奪い、この試合で唯一可能性を残していたラッシュフォードを下げたことで完全にサンドバック状態に。指揮官のこのポゼッションへの執着と可能性を無くした交代策には失望しかありませんでした。
そんな中でオナナはビッグセーブを連発し、3失点は喫したもののいずれも仕方が無いもの。ここまで試合を分からないものとしたのは間違いなくこの守護神のお陰であると思います。
相手チームの隙を攻め立て、見事な逆転勝利を果たしたシティ。今後もアーセナル、リヴァプールとの三つ巴は熾烈を極めそうです。
では
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