岡崎慎司～誰もが認めた「努力の天才」～【サッカー】

今回は現役引退を表明した岡崎慎司選手について書いていきます。

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①戦い続けた身体が限界に

2022-2023シーズンに元代表のチームメイトである香川と共にシント＝トロイデン（ベルギー）に移籍した岡崎選手ですが、デビュー戦でゴールを決めるもその後は不発が続きます。それでも3ボランチの一角で持ち前の運動量を発揮し、リーグ戦30試合に出場。オフにはその貢献もありクラブとの契約延長を勝ち取ります。

しかし今シーズンは怪我に悩まされ離脱を繰り返し、ここまで僅か5試合の出場。そしして2月26日に今シーズン限りの引退を発表。

本人もコメントしていたように日本、ドイツ、イングランド、スペイン、そしてベルギーで戦い続けた身体が限界に。18年間のプロ生活に幕を下ろす事となりました。

②魂のダイビングヘッド

岡崎選手と言えばレスター時代の第30節ニューカッスル戦でのオーバーヘッドでのゴールがキャリア最高のゴールと言えますが、何より印象に残っているのはその泥臭いプレー。正直華麗なテクニックやパワー溢れるシュート等は持ち合わせていないものの、自分の体ごとゴールに投げだすプレー、そしてチームの為に異常な程守備に走るプレーは心打たれるものがあります。

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特にJリーグ初ゴールは相手の死角から侵入し、クロスが上がった瞬間相手の前に入り込むダイビングヘッド。プロ1年目から「らしい」ゴールを見せていました。

③誰もが認めた「努力の天才」

そして「下手」であることを認識し常に自身と向き合い努力する姿は、当時滅多に人を褒めなかった本田圭佑が下を巻く程でした。そして磨き上げたオフザボールは世界でも屈指とも言えるもので代表では歴代3位となる50ゴールを記録。かつて「FW8人の中で8番目」と評価された選手は日本を代表するストライカーとなりました。

正直個人的には努力にも才能があると考え、いくら過酷なトレーニングをしていてもその方向性が間違っていれば大成しないもの。（例えばスピードが売りではないのにスピードアップの練習をひたすら行う等です）。決して強靭なフィジカル、そして技術を持ち併せていないものの自身の長所である貧欲さ、運動量、そしてストライカーとしてのオフザボールを磨くことを怠らなかった岡崎選手は正に「努力の天才」と言えます。

引退は表明したもののシーズン終了まで怪我からの復帰を目指すと意気込む岡崎選手。少しでもそのがむしゃら且つクレバーなプレーを見られることを楽しみにしています。

では