リーグ戦2連勝中と盛り返したアーセナルとリーグ戦4連勝中のリヴァプール。共に好調で前回リーグ戦の戦いでは物凄い戦いを披露している為、今回の試合も注目です。
ということで先日行われたプレミアリーグ23節、アーセナルvsリヴァプールの感想です。
ハイライトはコチラ↓↓
両チームのスタメン&結果
前半
アーセナルは守備4-4-2の4-3-3、対するリヴァプールは守備4-1-4-1の4-3-3を採用していました。
試合はアーセナルが連動性の高いハイプレスからのショートカウンターで相手を圧倒。リヴァプールもプレス回避をしたいもののジョー・ゴメスが偽サイドバック的に振舞うもポジショニングが悪く、パスコースを作れないまま嵌りボールを失い続けます。
するとウーデゴールが背後を狙うハヴァーツにパスを通しボックスに持ち込みシュート。一度はアリソンに阻まれるもこぼれ球をサカが押し込みアーセナルが先制します。
その後もアーセナルがマルティネッリが相手右サイドの裏を狙う形で押し込みますが、ファン・ダイクを中心としたリヴァプール守備陣が食い止め追加点を挙げられずにいます。
するとフラーフェンベルクの浮き球のパスに対してアーセナルDF陣の連携が乱れ、ルイス・ディアスが上手く合わせると、ボールはマガリャンイスに当たりそのままゴール。リヴァプールの執念が実り同点に追いつき前半を終えます。
後半
後半リヴァプールは前半と打って変わってアグレッシブに振舞い、ルイス・ディアスを中心を猛攻を仕掛けていきます。
アーセナルもプレス強度が下がり徐々にオープンな展開になりますが、試合は意外な形で動くことになります。マガリャンイスが送ったロングボールの処理をファン・ダイク、アリソンがまさかのミス。こぼれ球をマルティネッリが押し込みアーセナルが勝ち越します。
追いつきたいリヴァプールはチアゴを投入しルイス・ディアスを右サイドバックに配置させる等策を講じますがコナテが2枚目のイエローカードを受け退場。最後は途中投入されたトロサールが見事な突破で抜け出しゴールを決め、そのまま試合終了。
アーセナルがFAカップのリベンジを果たす形で勝利を挙げ優勝戦線に踏みとどまりました。
総評
アーセナルは前半は激しいハイプレスを行い試合を支配すると、後半は我慢の時間は続くもののロングボールを上手く織り交ぜた「らしい」サッカーで勝利。相手が前に出てきてくれたので、繋げる場面が少なくなったのが功を奏す形になりました。
勝利の立役者となったのはマルティネッリとライス、ジョルジーニョ。マルティネッリは幾度となくサイドの裏を取り攻撃の起点になり、勝ち越し点も記録。守備でも十二分の強度を保つ等、攻守共に素晴らしい活躍を果たしました。
そしてライスとジョルジーニョのコンビも守備はライス、ビルドアップはジョルジーニョと共に補完性抜群のプレーを披露。攻守共に大崩れしなかったのは彼らの奮闘があったからであったと思います。
一方リヴァプールはビルドアップ面での問題を解決出来ず敗戦。起点になろうとしたジョー・ゴメスは偽サイドバック的に振舞うも効果的な動きが出来ず自ら嵌る形で機能不全に。アーノルドも相手の強烈なプレスの前に封殺されました。カーティス・ジョーンズ、マック・アリスターも何とかサポートには走るも全体的な機能性を立て直すには至らず、終始攻撃は散発的になりました。
そんな中でもルイス・ディアスは一人気を吐く活躍を披露。あのプレスをかいくぐるドリブル精度と推進力には驚愕しました。
見事に相手の弱点を突き、「らしい」サッカーを遂行したアーセナル。今後の戦いにも注目です。
では
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