きちのうすめ雑記

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ガンダム・キャリバーン~箒で空を駆ける魔女~【ガンダム】

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※ネタバレ有り


今回は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の機体「ガンダム・キャリバーン」について書いていきたいと思います。

(C)創通・サンライズMBS

①「化け物」と呼ばれているGUND-ARM

物語終盤でその存在が明かされたGUND-ARMで、「キャリバーン」(シェイクスピアの戯曲「テンペスト」に登場する島の怪物)の名を指して「化け物」と呼ばれています。

宇宙議会連合がヴァナディース事変の際に押収、極秘裏に保管されており長らく登場しなかった機体ですが、その要因は「データストームのフィードバックを軽減するフィルター機能」を搭載していない危険性にあり、他の機体と同量のパーメットで通常よりも高いパーメットスコアの発揮・維持が可能である反面データストームの影響をもろに受けるというピーキーな仕様であり、乗るだけでも危険とされていました。

開発にはルブリスとのコンペティションを争った背景があり、GUNDフォーマットの健全性の確立を開発目的としていたルブリスに対して、本機は性能限界を追求するために機体パフォーマンスを最優先にしたもの。当然実用性で差が付き、研究開発に関わる全記録を抹消され機体自体も厳重に封印されることとなりました。

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②神業を披露

作中では乗機を無くしたスレッタの機体として、最終盤に当たる21話に登場。

スレッタ本人の搭乗承諾は得られたものの、前述したように危険性が高い為周りの面々は反対。それでもデータストームに苦しみながらも何とか起動テストにクリアして出撃し、データストーム空間を展開するクワイエット・ゼロを停止すべく先発として出撃。襲い掛かるガンドノートを蹴散らしながクワイエット・ゼロより抜け出したエアリアルと対峙することとなります。

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その後もエアリアルとガンドノートの猛攻をかいくぐりながらも説得するという神業を披露するもエリクトは頑なに応じようとせず、防戦一方に。

しかしミオリネ達がクワイエット・ゼロの停止させ、議会連合がL1惑星間レーザー送電システム「ILTS」を放射したことでエアリアル大破してしまいます。

その後本機をベースとしたクワイエット・ゼロとのリンクを試みるも膨大なデータストームはスレッタの体にダメージを与えていく事に。それでもエリクト達と対話を経てエアリアルからエスカッシャン託されると、パーメットスコアはスコア8を超え虹色に輝き放つデータストームは他GUND-ARMと共鳴を起こし、展開した極大データストーム空間はILTSのシステムを停止。そして他3機と共にパーメット粒子へと機体を変換、分解され跡形もなく消滅することとなります。

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③箒で空を駆ける魔女

戦闘では宇宙空間における姿勢制御特化形態「ハイマニューバモード」を維持しながら、機体全高を超える長い砲身とライフル後部に接続された推進器「クアドラ・スラスター」が特徴のビーム兵器「バリアブルロッドライフル」を使用した砲撃戦を得意としています。

その姿はまるで「箒で空を駆ける魔女」そのもので、副題のコンセプトを見事に表した機体と言えます。

しかしその長い砲身が邪魔になるので接近戦は得意では無く、またGUND-ARMの特徴であるはずのビット兵器が無いことから拠点強襲(防衛)専用の機体となっており、他MSのような汎用性は無く極めて癖の強い機体となっています。

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登場話数は僅かなもののスレッタと共に魔女の如く戦場を駆け抜けたキャリバーン。本作のタイトルに相応しい機体となっています。

 

では

 

HG 1/144 ガンダムキャリバーン

 

バトルスピリッツ CB29-X06 ガンダム・キャリバーン[最終決戦時] X