※ネタバレ有り
今回は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のキャラ「スレッタ・マーキュリー」について書いていきたいと思います。
①内向的なコミュ障少女
本作の主人公で、褐色肌に太い麻呂眉が特徴的なタヌキ顔が特徴の女性です。
同世代の子供がいない水星で育ったために内向的な性格をしており、物語当初はまともなコミュニケーションも取る事が出来ませんでした。また喋り慣れていないせいかおどおどする場面も多く、さらに言い回しが出来ない為ストレートな言動を発してしまうことで鬱陶しがられることも多いです。ただ逆に投げかけられた嫌味を知らずにスルーする等幸いになる事もあります。
ただ学園生活に慣れてくるとその正義感が見えたり肝が据わっている場面が見られるようになり、ミオリネは勿論の事多くの人の心を動かす事に。反面その実直さをシャディクやエランに利用されようになる等危なさも見せることもあり、良くも悪くも真っすぐな人物です。
しかし長年家族のように接してきたエアリアルに関しては強い執着心を持っており、誰にも乗せようとはしない強情さも。コックピット内部では砕けた話し方になり内向的な部分は一切見えないことから彼女の大切な「居場所」であることが分かります。
因みに座右の銘は母プロスペラ・マーキュリーから教えられた「逃げたらひとつ、進めばふたつ」、彼女の大きな行動指針となっています。
「例えば、すっごい強い敵がいて、でも、逃げたら『安心、安全』が手に入ります。戦ったら、負けちゃうかも。……でも、大丈夫です」
「逃げずに進んだら、『逃げなかった自分』とか、『経験』とか、『認められたり』とか、逃げるより一杯手に入るんです。」
②「学園最強の座」と「ミオリネの婚約者」に
作中では転校後いきなり巻き込まれる形にグエルと決闘。それに見事に勝利してしまい「学園最強の座」と「ミオリネの婚約者」にいきなりなってしまうと、その後もグエルやエランとの決闘に立て続けに臨む事になります。それでも地球寮の面々との出会いやミオリネのサポートもあり見事に乗り切る事に成功します。
しかし学生の領域から離れた「ガンダム運用問題」では魔女裁判にかけられることに。最終的にミオリネが株式会社ガンダムを立ち上げることで何とか解決し、その後は「GUNDフォーマットを使用した医療技術の開発」に協力することになります。
ただ経営に忙しいミオリネとは疎遠になってしまい、エランの横やりもあり自ら殻にこもり始めることに。母や仲間の助力で一度は距離が元通りになるものの、デリング暗殺を企てる武装勢力がプラント・クエタを襲撃したことで事態は急変。
重傷を負ったデリングを運ぶミオリネを救うためにエアリアルに登場しテロリストを殺害するも、その事を微塵を感じさせない笑顔で接したことでミオリネに拒絶され再び疎遠となってしまいます。
「や・め・な――さい！」
③母離れ
直前まで人の死をあれほど嫌っていたスレッタがここまで変貌してしまったのは母プロスペラの言葉による洗脳。
彼女は知らず知らずのうちに母に多くを依存し、それに気付かずに過ごしている為、再びミオリネと対峙した際にも母を肯定。ミオリネを激怒させることになります。
「お母さんの言った通りにしたから学校に行けました」
「友達も出来ました、ミオリネさんにも会えました」
「だからお母さんは、いつも正しいんです」
そしてミオリネとグエルの策略に嵌り決闘に敗北、エアリアルを失うことになります。
しかしその出来事は二人がスレッタを母の洗脳から解き放つために行ったことで、それを感じ取ったのかプロスペラもエリクト・サマヤのクローンであることを彼女に告げ無情にも宇宙空間へ放り出す事になります。
絶望するスレッタですが、ミオリネが策略に嵌められさらに母の真の目的を知ったことから再び立ち上がり、「化け物の名を持つガンダム」こと「キャリバーン」に搭乗。
エリクトが操るエアリアルと激しい戦闘をこなすもエアリアルは議会連合の惑星間レーザーにより大破。スレッタはエリクト、そして母を復讐の呪縛から解き放つために仲間たちの力を借りエアリアルを再稼働。クワイエット・ゼロと全てのガンダムはパーメット粒子に分解され壮大な復讐劇は終結する事となります。
「私、欲張りだから」
「お母さんともみんなとも、やりたいこといっぱいあるから！」
その後はキャリバーンの搭乗で負った後遺症のリハビリに取り組みながら、「水星だけでなく地球にも学校を作る夢」を叶るべく、プロスペラ、エリクト、そしてミオリネと共に地球で暮らす事になります。
では
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