今回はアストンビラ監督を解任されたスティーブン・ジェラード監督について書いていきます。
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①精力的な補強を行うも
シーズンオフのアストンビラに対する期待感は高かったです。
セビージャからラ・リーガ屈指のセンターバックであるジエゴ・カルロス、マルセイユの新鋭カマラ、サウサンプトンからベドナレク、セビージャからアウグスティンソンを獲得すると、移籍期間最終日にはウルヴスからデンドンケルを獲得する等守備陣を中心に精力的な補強を行い、上位進出を狙う上での戦力は整ったと言えました。
しかし守備陣の中心となるはずだったジエゴ・カルロスはアキレス腱を断裂し長期離脱すると、8節終了後にはカマラ、ディーニュが怪我で離脱する等新加入選手や主力の怪我が相次ぎます。
さらに他選手も際立った活躍を見せることが出来ず、結局は昨シーズンまでの戦力を運用することに。それでも2節のエバートン戦では勝利することは出来たものの、5節を終えて1勝4敗と大きく出遅れました。
②攻守においての不具合
しかしシティ戦でドローで乗り切ると、その後はサウサンプトンに勝利。このまま勢いに乗るかと思いきや、リーズ、ノッティンガム・フォレストにドロー。中々波に乗れずにいます。
やはり大きかったのはディーニュの離脱。推進力と正確なクロスを持ち合わせた左サイドバックの離脱はサイドバックに依存するチームのサイドアタックの質不足に直結。代わり担ったヤング、キャッシュは彼の埋め合わせをすることが出来ませんでした。
さらに開幕から目立っていたハイプレスを回避された時の脆さは変わらず、更にビルドアップも整備されていない為に陣形は間延びに。その為効果的に幅も取れないので攻撃も中央に偏り個の質に頼るばかり。頼みのコウチーニョも精彩を欠き、戦術的な部分での攻守においての不具合が顕在化することになりました。
③不振から立て直すことが出来ず
そしてジェラード監督はそこから立て直すことが出来ず、チェルシー戦、フルハム戦を落とし、そのフルハム戦後に解任が発表。戦術のバリエーションの少なさがネックになりプレミアリーグの壁にぶち当たり、2年目のシーズンを終えることが出来ませんでした。
この解任によりリヴァプール復帰はかなり遠のいたと言え、彼の賭けは失敗したと言えるでしょう。しかし確かな哲学がありそのスタイルは垣間見れた為、再びプレミアリーグで指揮を執れる可能性は高いかと思います。
現役時代では幾度となくチームを救うプレーを見せてきたジェラード監督。この失敗をバネに再び舞い戻ってくる事を心から願っています。
では
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